TLが例によって謎の盛り上がりを見せているので、簡単にルールの要点と初歩的な環境考察を書いた。
基本ルール
ポケモンフェスタ2003 対戦ルール集 ポケモン牧場
重要なポイント
・見せ合い無しのシングル3on3
・基本的にルビサファのみの環境
・デオキシス以外のホウエン図鑑全種族が使用可能
・持ち物禁止
特別なポケモン
フェスタ2003の開催日程は2003/7/19~2003/8/24。
従って、これより前にルビー・サファイアのソフト外で手に入る以下のポケモンは使用可能である。
参考:http://park3.wakwak.com/~pokepale/get/gba.htm
・ジラーチ
通常プレイでは出現しない。2003年6月のコロコロコミック企画およびフェスタ開催当時に、抽選式ながら配布が行われている。
・高個体値ラティ
ルビサファの徘徊ラティはFRLG三犬と同様に個体値が低い。が、大会日程よりも前に「むげんのチケット」が配布されているため、これによって高個体ラティも使用可能となる。
・ポケモンボックス産の特別な技持ち
「みねうちチルット」「しんそくジグザグマ」「ねこにこばんエネコ」「なみのりピチュー」。ポケモンボックスの発売日は2003年5月。
・ポケモンセンター「ポケモン(ナゾ)のタマゴ」第四弾
「ねがいごとアブソル」「フラフラダンスピチュー」など。配布日程は2003年4~5月。
一般的になりそうなハウスルール
・後発ソフト産ポケモンを、フェスタ2003時点で再現可能な技構成で使用可
・「レベル2~50部門」「レベル2~100部門」のうち、後者を採用
乱数調整が容易なエメラルドで入手した個体(特に捕獲時レベル70のグラカイ)、最低レベルが70のレックウザが使える。レベル上げはマッハ海流で頑張ろう。
・特性「かげふみ」使用禁止
→かげふみ(≒ソーナンス)がかち合った際に膠着状態になり、見せ合い無しの性質上そのリスクが高い。
※個人的には「ホウエン図鑑全部使っていいよ~」という大らかな点が好きなのと、持ち物も禁止なので、別に使用可でもいいかな、とか思っている。
適当考察
・前期シングルと同様に、エメラルドで解禁された教え技の多くに関して使用ポケモンが非常に限られる。
・持ち物禁止で身代わりや寝言も使用者が少なく、状態異常技の通りが良い。
・拘り鉢巻や食べ残し、ピンチ実を使った超火力やハメ戦術もほぼ無い。
・一方、なぜか禁止されていないカイオーガなどが単体で超火力をぶつけてきたりする。
総括すると、ゲーム性としてはニンテンドウカップ97あたりが割と近いのではないかと思われる。
伝説級~600族に関して
カイオーガ、グラードン、レックウザ
数値が抜けており、天候操作やその無効化が可能。
ジラーチ
数値に隙が無く、グラカイレックを抜ける、属性上はラティにも強め、恵み雷などがサイクルで脅威。
ラティオス、ラティアス
グラカイレックに強い。アスオスより早いキャラが限られる。
レジアイス
グラカイレックラティに強いということで04と同様に(?)活躍できそうだ。爆発もできる。
メタグロス、ボーマンダ、レジロック、レジスチル
環境や技構成などの問題から難しそう。色々と耐えて爆破できるレジスチルはマシな部類か。
可能性を感じるポケモン
キノココ
このページを読んでる人にとっては常識だと思うが、HD特化したキノココはカイオーガの冷凍ビーム、グラードンのめざ飛、ラティオスのサイキネ(後ろ2つはキノガッサだと耐えられない)をだいたい耐えて胞子を撒くことができる。冷静に考えると控え目カイオーガの吹雪や、神秘の守りなどで対策されてしまうが、要対策(対策は簡単)戦術の一つではあるというのは、ヌケニンに近い位置づけかもしれないポケモン。なおこのルールは複数催眠が禁止されていないため、キノココに限らずとも、キノガッサとか眠り粉キレイハナとかに急にボロボロにされるなんてことは普通に有り得るので注意したい。
ヌケニン
貯水持ちがおらず、唯一の水技無効化特性である。見せ合い無し、持ち物無しというルールが吉と出るか凶と出るか怪しいところだが、この点だけからでも採用の価値がありそうである。
草タイプ
キノココをはじめ、4thGSなどと同様、カイオーガ・グラードン絡みのメタの中で通常のルールよりも活躍の場が多そうだ。ただし草結びのようなお手軽技や身代わりが無いため、カイオーガなどに勝てるかは実際のところ怪しい。
ラティよりも早いポケモン
これだけ。