stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

ガラルビギニング使用構築:脳筋脱出雨(ルンペリノラゴン)

八世代最初の公式大会「ガラルビギニング」に参加した。
当初はBP貰えばいっかwくらいのノリだったが最終戦績はたぶん50人くらい?しかいない1800越え。
瞬間二位をマークしたり最終的に二桁順位(たぶん)で終えられガンガン勝てて嬉しい。

構築概要

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ペリッパー@脱出ボタン ハイドロ暴風追い風守る
ルンパッパ@珠 ハイドロリフスト冷凍身代わり
ウオノラゴン@スカーフ エラがみ守る砕くサイコファング
キリキザン@襷 不意打ちアイへ瓦割り守る
ミミッキュ@カシブのみ 影打ちシャドクロじゃれつく剣舞
ドラパルト@鉢巻 アローダイブ空を飛ぶ蜻蛉

ルンパッパ+脱出ペリッパーで天候を取りながらすいすいエース降臨させるギミックからスタート。
BW時代から水野さんなどが使っていた懐かしいコンボである。
ルール上キョダイマックスが使えるが、まあ本質はランクマッチと変わらんだろ!wと考え、しばらく使って慣れてるこのコンセプトをメインに据えた。
環境には水無効特性がトリトドンラプラス、などなど複数いるが、これらは基本ペリノラゴンメタ(想像)でありルンパッパには無抵抗気味。
環境にハイスペック電気がいないため仕方なく採用されているロトム(ウォッシュ、ヒート)にも強いし、バンドリやアーマーガアといったあたりも簡単に崩せる。
他は正直有り合わせ。
・雑に水受けを削ったりフィニッシャーになったりと抜き筋になるウオノラゴン
ミミッキュドラパルトが重いのでカシブミミッキュ&キリキザン
・単発火力ばっかりで襷持ちが重いため物理ドラパルト
はい構築完成。

ペリッパー:臆病CS

技構成は基本的なもの。
努力値配分も、別に何かを耐えてうれしいキャラでもないのでCS振り。
バンギより早いのが地味に偉い。
ダブル用個体を突っ込んだので守るを持っている。
ダイマ技の威力を軽減しながら脱出してルンパ着地という動きが一回だけあった。
なお蜻蛉返りに対しても脱出ボタンが発動するのだが、このとき相手は交換できない。
これで蜻蛉で化けの皮剥ぎにきたヒヒダルマを何回かカモった。
4thGSの法則*1によって最速スカーフヒヒダルマはすいすいルンパに抜かれるのだが皆なぜか突っ張ってきた。
ちなみにボルチェンでワンパンされるなどして脱出ボタンが不発になった場合は、ボルチェンの効果が発動して相手が先に交換し、こちらは通常の死に出し(相手の交代先を見て選べる)
一回もダイマックスしなかったが、ダイマックスした際もボタンは発動するんだろうか。

ルンパッパ:控え目CS

特に考えず控え目CS振り。
端数をHPに振ってしまった関係上身代わり持ちだがHP実数が4nになっている。
ペリッパー脱出からルンパ着地→即座にダイマ切って蹂躙がこのパーティの基本ムーブ。
ダイストリーム&ダイソウゲンでゲームが終わるので、威力重視のハイドロ&リフスト。
ダイストリームでの雨起動もさることながら、ダイソウゲン連打でフィールドに草が生えて草技の威力が加算されるのも地味に強い。
グラスフィールドで珠ダメを軽減なんて小技も。
数値以上のパワーを感じた。
氷技は吹雪も考えたがさすがに冷静になって冷凍。襷とか皮剥ぎで便利。
最後にすいすい状態でダイマックス技をいなせる身代わり。
相手の後出しダイマックスに対しても↓みたいなノリで動けて良い。
T1すいすい身代わり ダイなんとか
T2すいすい身代わり だいたいダイバーンとかで慌てて天候変えてくる
T3ペリッパー投げ ダイなんとか
なおこの動きはダイジェット連打に対応できてなくて、ギャラドストゲキッスあたりがガンガンダイジェット打ってくるとめっちゃ崩壊します。
これをされると確実に負けるので、むしろ相手がわかってない前提でこのムーブを切って動くのがよかった。
ダイジェットも連打されなければウオノラゴン削り→ペリッパー投げ(だいたい相手は油断して大ナックルとか打ってくる)→脱出→ルンパで勝ち、とかできる。
火力目安:
ダイマックスしたアイアントを雨ダイストリームで一撃
ダイマックスしたヒートロトムを晴れダイストリームで半分強削る
・雨ダイストリームでサザンドラを7~8割削る

ウオノラゴン:意地っ張りAS

適当に初手に置き、上を取れそうならエラがみ。
ダメそうなら(明らかにスカーフ持ってそうなヒヒダルマなど)ペリ脱出からルンパ展開。
あるいは後発に置いてエラがみで3タテ。
...などなど雑に扱える。
レイド用個体の流用なので意地っ張りだが火力はほぼ十分。
コオリッポにボコされたので陽気のほうが良さそうだった。
耐久がそれなりにあって大抵の技を一発耐え(一回ミミッキュのじゃれつくを耐えた)、基本エラがみしか押さないので弱点保険などに強い、攻撃自体は低いのでイカサマに強め、相手がダイマックスで強引にエラがみを耐えてくるならば、先制エラがみでごり押せる、など地味に偉い点が多いなと思った(エラだけに)。
守るはさすがに逆鱗とかのほうがよい。
ほんとにエラがみしか押さない(一回だけシンボラーラプラス相手に噛み砕くを振った)ので、まあなんでもいい。
ダイマックスはしないためアメ不要なのが偉い。
火力目安
・アーマーガアを7割ほど削る

キリキザン:意地っ張りAS

初手に来やすいドラパルト破壊(無振りドラパルト最低乱数以外一発。鬼火祟り目型はごめん)、ミミッキュを殴り倒したり襷不意打ちで謎のタイマン性能を発揮したりできる。
対ギャラでダイマックスを切ってダイナックル+ダイアークでゴリ押しながら最後不意打ちで削る、みたいな役も。
メインコンセプトの足を止められて苦手なオーロンゲやエルフーンに強いのも偉い。
「悪タイプへの悪戯心補助技無効」が割と知られてないのか初手対面で電磁波などを打たれてお得だった。
守るはダブル個体を流用したため(またかよ)。
さすがに剣舞のほうがよいが、一回エルフーンと対峙したときに読み合いのすえ追い風切れるターンに倒せたりして美味しかった。いや剣舞のほうがいいです。すいません。

ミミッキュ:陽気AS

ルンペリの両方が苦手なドラパルトやサザンドラなど硬いドラゴンに強い。
ランクマッチでミミッキュミラーが多発したため、持ち物はカシブにした。
これにより、雨パの重い一撃を耐えて切り返してくるミミッキュに対して化けの皮越しに一発、カシブ越しに一発殴ることで安定して勝てる。
お互いに皮なしの状態で、剣舞積んでルンパを処理したミミッキュが影打ちで詰めてくる(と相手は思っているので、絶対に影打ちを押してくる)ところを耐えてドヤ顔シャドークローで返り討ちにするなんてことも。
皮が剥がれた状態でドラパルトと交戦する際も発動したりと強い。
なお皮が剥がれる際、弱点実は発動しない。
たまにダイマックスした。単純に火力高くて強い。

ドラパルト:陽気AS

鉢巻を持てば紙耐久をなんとかワンパンできる程度の数値になる。
もちろんダイブでのダイマックス技回避も偉い。
あまりダイマックスは切らないが、一応ダイジェットの種持ち。

戦績

一日目:11勝4敗? 最終レート1600弱 三桁
二日目:13勝2敗 最終レート1742 瞬間2位
三日目:12勝3敗? 最終レート1804 終了時点で18位
最終順位:71位

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初日と三日目はちゃんと数えてなくて、両方4敗だったかもしれない。
早起きしてサクサク進めていたので順位がグングン上がっていくのを見るのが楽しかったが、その後寝坊したオタクたちにどんどん追い抜かれていくのが悲しかった。
まあこんなもんだろう。
twitterを見てる感じ最終は50位前後っぽく、ひみつクラブ限定らしき大会には遠く及ばない。
ちゃんと順位のつく公式大会は初めての経験で、自分としては満足している。

パーティ雑感など

<良かった点>
・大抵の試合で構想通りルンパ&ペリッパーの形で出せており、他の4体も割ときっちり活躍できていた。
・脱出ボタンが全然警戒されてなくて滅茶苦茶決まった。初見殺しできてる感があった。
・カシブミミッキュも同様で物凄く初見殺しできた。
・幸い、適当ポイントのせいで負けた試合はほぼ無かった。ちょっとだけ役に立つ局面も生じたのでトントン。
・かなり思考量が少ないパーティなのがよかった。
<悪かった点>
・ダイジェットが受からないためトゲキッスギャラドスあたりが無理だった。
・また鬼火ドラパルトなんかにも凹された。
・相互に理解度が低い環境というのもあり(?)攻めの姿勢を貫くと意外となんとかなったりした。
<その他>
・基本選出はルンペリ@1で脱出→ダイマルンパ無双→@1で詰め。
・裏選出は対面性能で詰めながら適宜ダイマックスを切るミミドラキザン。
・これでも終盤は立ち回り精度が落ちて詰められる試合を落としたりしたので、大会って大変だなと思った。
・プレッシャー軽減のため、対戦募集時に自分の現在レート&相手のレートを隠していた。
・こういった形式では相性補完よりも初見殺しを押し付けるほうが明らかに強いなと思った。
・倒すべき相手の数が少ないためか、ダブルよりシングルのほうが雨パは使いやすく感じる。
・キョダイマックスを使えなかったのが少し心残り。
・レンタルも後日提供するのでお楽しみに。→貼りました。

*1:4thGSの法則: 最速スカーフムクホーク(100族)は控え目すいすいルンパッパ(70族)より少し早い。