stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

ガラルルーキーズ使用構築:水蒸気爆発セキタンザン

水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ、英語:phreatic explosion)とは、水が非常に温度の高い物質と接触することにより気化されて発生する爆発現象のこと。(Wikipedia)

例の画像

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構築の流れ

ガラルビギニングで「三日間で45試合というのはかなり負担が大きい」と感じた。
そのため、短期決戦かつイージーウィンを狙える構成を使いたいと思った。*1
またパーティを登録しての一発勝負という都合上、シンプルに強い並びの中に初見殺しなギミックを混ぜるのが勝ちやすい。
ダブルバトルでイージーウィンといえば爆破を通すことになるわけだが(???)、このルールで大爆発を使えるのはセキタンザンとマタドガスのみ。
マタドガスよりはセキタンザンのほうが暴走機関車も狙える&警戒されそうだしパワフルで強そう。
ということで、ドラパルトの波乗り+セキタンザン大爆発を出発点とした。
これを1月の4thGS会に持ち込んで数試合してみたところ中々悪くない感触。
何より意表が突ける。
最終的には、
先発のドラパルト+セキタンザン

後発としてアタッカー型のオーロンゲ&ヒヒダルマ

オーロンゲ他先制技での妨害に抑止力になるイエッサン

デスバーンやジュラルドンに強いインテレオン

この6体で完成。

個別解説

クリアボディ・陽気A156 B100 S252
ドラパルト@スカーフ 波乗り・アロー・ダイブ・空を飛ぶ

保険起動役。
「ドラパルトを上から処理する」ルートを1つ潰すため、オーロンゲの不意打ち高確率耐えまでBに振った。弊害として無振りウオノラゴンを確定では倒せなくなっている。
保険大爆発が依然としてややしょっぱい火力のため、少しでも補うため6Vで使う。
スカーフ波乗りドラパルトは、このルールに一定数存在すると思われる軽業発動フォクスライよりも早く、麻痺してもなおモルペコより速いという凄まじい速さのため襷ドラパルトよりも蒸気機関起動が安定する。
その反面2ターン目以降の小回りが利きにくいが、このパーティの場合は即爆破するセキタンザン、後発もヒヒダルマ+オーロンゲとあまりダイマックスに頼らないメンツであり、ということは爆発した後はこいつにダイマを切ることが多いため技を縛られるデメリットは少ない。

蒸気機関・意地っ張りAS
キョダイセキタンザン@弱点保険 大爆発・岩雪崩・守る・フレドラ

大爆発メインに動き、展開を単純にする。
相手はダイマックスセキタンザンが念頭にあるので猫などはあまり撃たれない。
配分は爆破の威力とスピードを追求したAS振り。
耐久無振りでも陽気波乗りの急所までぎりぎりで耐える。
波乗り爆破が思ったより頻繁に決まるため、ここはちゃんと計算しといて良かった。
雨中の波乗りで爆破を決める局面が一回あって急所に当たって負けた。

<悪戯心・意地っ張りAS
オーロンゲ@襷 不意打ち・猫・ソウルクラッシュ・電磁波

後発に置き、猫不意打ちで相手の残りを掃除していく攻撃的な型。
無振りドラパルトを不意打ちでだいたい一発。
猫と電磁波は手なりで入れたが、電磁波を入れたい最大の仮想敵であるドラパルトには不意打ちを押すので、あんまり役に立たなかった。
多分壁のほうがいい。

五里霧中・陽気AS
ヒヒダルマ@鉢巻 冷パン・フレドラ・馬鹿力・岩雪崩

1.5×1.5倍の超火力で蹂躙。
目安として、馬鹿力で無振りダイマジュラルドンほぼ一発。
電磁波サポを受ければだいたいの相手より速い。

<サイコメイカー・臆病HS
イエッサン♀@ピンチ実 サイキネ・マジシャ・この指・手助け

対オーロンゲのお守り。
ヒヒダルマやインテレオンあたりの超火力+この指/手助け役として無難に強い。

<激流・臆病CS
インテレオン@珠 狙い撃ち・エアスラ・マッドショット・悪の波動

ラスト枠に求めるのはトリル展開を防げないデスバーン+イエッサン♀などの対策。
ジュラルドンにしようと思っていたが、ジュラルドンミラーなどがかなり面倒。
うーんと思っていたところ当日朝になってインテレオンも狙い撃ちでこの指を無視できることに気づいた。
さらにこいつはマッドショットを覚え、珠ダイアースで無振りダイマジュラルドンがだいたい一発。
デスバーンに関してもオーロンゲ以外が持っている全体技+珠狙い撃ちとか、雨下の狙い撃ちで撃墜できる。
さらにセキタンザン起動要員フェイクも狙える。
(後述だがフェイクでなく実際に搭載しとけばよかった)
・・ということで一気にパーツが噛み合った。

基本ムーブ

先発 後発適当
基本的に初手で波乗り+大爆発を切って単純展開を目指す。
特にイエッサン絡みのギミックに(相手は指でセキタンザンの攻撃を吸えばいいと思っているため)強い。
イエッサンの隣でフォクスライが軽業発動してもさらに上からコンボを決めることができる。
セキタンザンワンパンできるやつ×2、イエッサンブリムオン、などを強く呼ぶため相当決まる。
デスバーンが絡まない場合以外、初手はほとんどこれで良いなというくらいに決まった。
(ネタが割れたら決まらなくなると思われる)
ダイマ切ってキョダイフンセキで削りにいくのもかなり強いため、初手次第でこっちに移行してもよい。
例えばマタドガス相手などは、蒸気機関が不発になったとしても弱点保険+キョダイフンセキを通しにいったほうがよい。
この2パターンの動きを先発お見合いした後に決められるのも強みの一つである。
後発はドラパにダイマックス切りつつのオーロンゲ+ヒヒダルマが鉄板だが、ジュラルドン入りにはインテレオンなどがよい。

結果

順位はいずれも試合数消化時点のもの。
初日10勝5敗 終了時点レート1564、543位
二日目12勝3敗 終了時点レート1675、63位
三日目8勝7敗 終了時点レート1678、499位
最終順位:??位
瞬間最高順位:25位(二日目)
瞬間最高レート:1699(2回踏んだ)
最終二桁くらいを目標にしていたのだが、到底届かない結果に終わった。

良かった点、反省点など

・波乗り大爆発が想定していた以上に決まり、大会序盤は思惑通りの展開になることが多かった。
・セキタンザン、インテレオン、イエッサンなど普段使わないキャラを動かせたのはよかった。
・初日はセキタンザンドラパルトを信じきれずに落とした試合がいくつかあった。二日目から立ち回りが慣れてきた。三日目はセキタンザンミラーなどが多かった。
・セキタンザンが思った以上にメジャーな存在になっていたことや、構築の詰めの甘さ(次に書く)によって、三日目は相手に対応されている感じがあった。
・全体にかなり足の速いパーティになったので、オーロンゲは電磁波とか猫とかじゃなくリフ光の壁を持たせてもよかった。
・最大の反省点はインテレオンにアクアジェットを持たせなかったこと。キョダイセキタンザンが爆破をせずに動かしても相当パワフルなキャラなので、こいつを振り回せるルートがせっかく2通りあるのに片方が死んでいるのがもったいなかった。とくにセキタンザンミラーで、ドラパルトの波乗り起動だけだと相手の弱点保険も踏んでしまうためとても弱くなってしまう。襷潰しとして必要だった場面も少しあり、この点だけで少なくとも5~6試合ほど、勝てる試合を落としていた。
・これらの点は土壇場でインテレオンを思いつき、詰めが甘い状態のまま挑んだ結果とも言えるし、単純展開を目指すコンセプトであることに甘えて考察を放棄していた部分もある。

*1:ガラルビギニングの際はたまたまそうなったが、今回は意識的に心がけた。