stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

4thGSおすすめパーティ:ディアルガ+ゴウカザル

4thGSはいろいろなパーティを使うので個別に何か書いたことは殆どなかったのだが、それも勿体ないので自信作については詳細を書いていきたい。
第一弾は先日4thGS座談会でもオススメとして紹介したディアルガゴウカザルについて。
座談会では技マシン節約の話ばかりしていたが戦績も良くてかなり強いパーティである。
(以前この記事で少し紹介した)

概要f:id:stoic4486:20191029083141p:plainf:id:stoic4486:20190701010951p:plainf:id:stoic4486:20191029083212p:plainf:id:stoic4486:20190623225233p:plain

ディアルガ@眼鏡 流星群・吹雪・大文字・雷
ゴウカザル@襷 インファイト・猫・守る・アンコ
ユキノオー@オボン 吹雪・草結び・礫・守る
カイオーガ@スカーフ 潮吹き・雷・吹雪・濁流

猫騙し+眼鏡流星群に全体技五つと大変脳筋なパーティ。
基本的には猫騙し+眼鏡ディアルガや霰吹雪で相手を削っていき、最終的にスカーフカイオーガでの一掃を目指す。

f:id:stoic4486:20191029083141p:plain眼鏡ディアルガ@龍星・吹雪・大文字・雷

優秀な耐性を盾に2回くらい動いて雑に削るか、打点の乏しい相手に詰めるかのどちらか。
流星群:メイン技。2発目も十分な火力で、味方の全体技圏内に入れていく。
吹雪:基本は初手ノオーバック時の最強択。流星群を守る身代わりやトリル電磁波で切り返すような遅い展開に対して定数ダメージや削り、凍結期待などで押せる。
大文字:対グロス、対グラクレセなど。晴れてるとHDクレセリアほぼ2発。
雷:カイオーガやホウオウを破壊する技。龍の波動、時の咆哮なんかでも良い。
配分:ほぼ控え目CSくらい。耐久に振れば眼鏡ドラゴンに、火力に振ればカイオーガやトリルに、素早さに振ればドーブルに強くなる。どれも無理ではないので好みでいいと思う。

f:id:stoic4486:20200521170337p:plainゴウカザル@インファ・猫・守る・アンコ

初手の猫要員&襷を活かしたクッション。他の猫だまし持ちと違うのは、オーガパルキアあたりを上から削れたり、早いアンコールだったり、といった点。ここを活かすには初手で襷を盾に猫を打つようなやり方は実はあまり旨くないことも多い。猫サポートや襷インファイトの火力を試合のどの部分で切るか、襷温存のために守るのか下げるのかが重要で、単純に見えて割と難しいポケモンである。
特に素早さや全体技の応酬で押されがちなカイオーガ絡みに関してはノオーバックが重要な選択肢になる。このときサルは襷も温存するので、霰が消された場合のクッション、カイオーガと並べた掃除役などに分岐していく。なお、襷持ちとユキノオーの相性は微妙かと思いきや、霰が降っている限りはディアノオーでガンガン攻めていればいいし、味方のカイオーガで霰を消せるため、あまり問題がない。結びけたぐり岩雪崩あたりが軽傷で済む点が地味に偉くて、案外後投げしやすいポケモンでもある。
インファイト:メイン技。オーガディアパルをめっちゃ削る。
猫だまし:採用理由にもなる技。トリル下の時間稼ぎにも良い。
守る:襷持ちは集中されやすいのだが、ここでチェンジと守るの択をさらに仕掛ける。
アンコール:守る身代わりなどの時間稼ぎを許さない。ヌケニンホウオウキッス絡みへの打点となる雪崩との選択だが、アンコールのが強い。
配分:陽気AS。せっかち、無邪気でも別に良い。

f:id:stoic4486:20190623225233p:plainオボンユキノオー@吹雪・草結び・礫・守る

ディアルガにまともな水耐性、吹雪必中、襷潰しなどを付与できるキャラ。鈍足キャラなので、ディアサルに対して切り返す手段として有力なトリル展開なんかにも強気に動いていける。
吹雪:メイン技。カイオーガに半減されるがカイオーガには強いので打ちやすい。
草結び:カイオーガとかを削る技。
守る:相手のノオー打点を見たりトリルを枯らしたりといった普通の選択だが、ノオーの場合霰の追加ダメージもあるため攻撃にも役立つ。
氷の礫:このパーティの場合基本的に削りが雑なので仕留め損ねた相手に打つことは多々ある。
オボン:色々重い攻撃を食らいがちなので便利。
配分:最遅のほぼ冷静HC。トリル対策として動かすことがあるが、実は最遅ノオー近辺にはあまりトリルエースがいない(グラカイあたりは鉄球持たれると絶対下を取れない)ため、ちょっとS上げるのもありかもしれないが、ノオートリパとの対決考えるとやっぱ最遅かな。

f:id:stoic4486:20191029083212p:plainスカーフカイオーガ@潮吹き・雷・吹雪・濁流

最後に一掃していく要員。トリル相手であってもできれば残しておきたくて、こいつをどのタイミングで見せるかも大事になってくる。
潮吹き:メイン技。ディアノオーサルで大体のサイクルを回して最後に打つ。
雷:カイオーガドクロッグパルキアなどに打つ。
吹雪:ユキノオー入りなので氷技は脳筋吹雪。
濁流:削れたときの潮吹き。パーティを適当削りに寄せいるのでハイドロや零度より濁流優先。
スカーフ:役割遂行のため。
配分:臆病CS。カイオーガに厚いとは言い難いのでSを上げて上から雷を打ちやすくしたい。

試合展開

<初手選択①>f:id:stoic4486:20200521170337p:plainねこだまし f:id:stoic4486:20191029083141p:plain<攻撃
一番ストレートな選択肢。
カイオーガ以外の天候パやドーブル絡み、ディアオーガやグラクレセなどパワー系のトリパに対しての選択。
猫を守るでかわされたらアンコールで。
もちろんインファイトや守るを押してもいいのだが、ゴウカザルよりディアルガを守ったほうが火力は取れるので、結局猫の優先度が高い。
多くの試合はこれと②のどっちかで考えておけば問題ない。

<初手選択②>f:id:stoic4486:20200521170337p:plainf:id:stoic4486:20190623225233p:plain f:id:stoic4486:20191029083141p:plain<攻撃
ルンパオーガやキッスオーガ、指ディアルガ(とくに自陣ディアルガより遅い場合)など、猫騙しが機能しにくそうな相手への選択。
書き出してみると初手カイオーガのことを指しがち。
つまりユキノオーバックは猫の代わりにディアルガのダメージコントロールをしているとも言える。
この場合のディアルガの選択肢は、最終的にサルオーガを通す盤面になることを意識しながら、何らかの攻撃技を押す。
例えば無振りカイオーガディアルガの吹雪ダブルダメ+ユキノオーの草結びで落ちる。

<中~終盤の展開>
多分最初の1~2ターンで相手の後発が少なくとも一体は見えるので、その情報を踏まえて終盤の勝ち筋を
ディアルガユキノオーの耐性で詰めるのか
・スカーフカイオーガで一掃するのか
のどっちかに絞りたい(↓の動画では後発ドサイドンと踏んで後者を選んだ)
特に注目したいのは、ディアルガワンパンのポテンシャルがある地面、格闘、ドラゴン打点あたりの有無。
このへんがほぼ無い~少なめの場合、ディアルガが攻撃を耐えまくりながら4回動けば勝てる(極論)ので、それ目標にサイクルを回す。
逆にこの辺が多いと、オーガノオーらへんの範囲攻撃ブンブンをしやすい。
このへんを踏まえて動きつつ、隙あらば吹雪で運勝ちを狙う。
というか吹雪連打は別に運勝ちが主目的ではなく、最後スカーフカイオーガで掃除する展開のためであり、副産物で運勝ちの確率が上がっていく。

使用感

参考動画:対ディアオーガ
・トリルを全力で止める
他にもいくつかツイキャスに動画が残ってたのだが、雨下吹雪四連当て、雪崩雷避け、雨下吹雪一発凍結など見苦しい試合ばかりだったので省略。
気になる人は「ディアサル」で検索をかけてください。
去年の秋頃からかなり愛用してるのだが負けた記憶があまりない。
上に書いた通りで基本ムーブに運勝ち要素が含まれてるというのが一つあり、この点ノオツーに似ている。
また全員が高威力一致技を持っているのもこれに拍車をかけているだろう。
超短期戦パーティではあるが、それだけに中盤~終盤はいろいろなルートが考えられて面白いと思う。
個人的にはサルキアやディアドーよりディアサルのほうが使いやすく感じる。
眼鏡パルキア、追い風ギラドーあたりが苦手だと思う。
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