最近、ここ半年ほどに行われて動画がネットに残っている4thGS配信(≒stoic、すのー)の集計をしつつ、使用率や勝率を出して遊んでいる。
データは
僕の配信→動画が夢の島行きになってない70試合強@ツイキャス 5/25~11/3
すのーさんの配信→今年に入っての約40試合@youtube 7/13~10/22*1
回線エラーで中断された試合はノーカウント、重複してるぶん(僕VSすのー、両者とも配信している)は1試合とカウント。
→210個ほどのパーティとその勝敗を集めた。
で、このデータに基づいて座談会で出したキャラランクをいじるということをしてみた。
基本的に偏りの大きなデータによる考察であり、有意検定とかも何もしてない数字いじりに過ぎないことは予めご承知おきを。*2*3
キャラランク
座談会で出したやつ*4
今回のもの
ランク分けの意図
伝説枠
S:対策されてなお圧倒的に強い。
A:カイオーガに強く、自身も火力耐性面が優秀。
B:火力(範囲)、耐性が優秀。カイオーガに弱い。
C:火力耐性ともに薄く活躍の場が限られる
D:火力が無く弱点が多い。
一般枠
S:採用率>15% & 勝率>45%
A:採用率5~15% & 勝率>45% と、採用率>15% & 勝率<45%
B~D:採用率5%以下のものと、採用率>5% & 勝率<45%
Bは汎用的に使えるキャラと、特定構築で超はまるもの。
Cは独自性能はあるが中途半端さに苦しみがちなもの。
Dはドリーム枠。
閾値は適当にランキングとして見やすい部分で切った。
採用率5%以下のものはだいたい使用回数が10回を切るため、勝率にはほとんど注目していない。
ここまで実際の使用率&勝率に依ってランキングを書くのは初めてなのだが、データを見た感じ、思いのほか既存のランクを反映した傾向がちゃんと見えているので、これでいいかなと思った。*5
上下位置が動いたキャラについて
オリジンギラティナ:削除
wifi対戦ばかりのため使えないというのもあるが、ギラティナの型の一つと認識することにした。
集計後に考察をしてみて、オリギラの不在による風桶効果は実はかなりあるかもしれないなと思った。
簡単に言うと、地面格闘が強くなり、それへの耐性持ちも上がる。一方で爆破ポケが弱くなる。
ミュウツー:B⇒C
Bとの大きな差はない。
自爆持ちを積もるのが容易になっており、本格的に実戦投入されだしたら上がるだろう。
ユキノオー:A⇒S
使用率が27%強と、一般枠で一番高い。
単に使用頻度が高いだけでなく、勝率が57%近くあり、それなりにミラーが起きる(勝率を50%に引っ張る)ことを加味するとかなりの高水準と言える。
弱点が多いけど、それ以上に耐性と特性が便利なので気にならない。
実戦値が高いキャラは結局強い。
クレセリア:A⇒S
ユキノオーと同様で、勝率が高い&使用率が一般枠では三番目に高い(二番目はグロス)。
ミラーもそれなりにあるのに勝率が高いというのは割と異常事態で、使ったやつが勝つレベルの強ポケということになる。*6
実戦値が高いキャラは結局強い、の二体目。
攻撃性能が低いけど、威張ってればええねん。
オリギラがいないことで得してると思われる一体でもある(オリギラに弱くてオリギラと似た耐性)。
ルンパッパ:S⇒A
カイオーガ環境なのにあんまり使われてなく、別に特定場面できっちり勝ててるというわけでもない。うーむ。
個人的に耐久振りのオボン持ちみたいな型が既存構築(グラワタとか)以外で全然うまく使えない。
珠ルンパは強い。
ドーブル:S⇒A
使用率が高いのに勝率が40%を割っている。
ミラーも普通に発生してることを加味すると使ったやつが負けるレベルのキャラということになる。
存在自体は要警戒というのに変わりはないため、A筆頭よりは落ちないと思いたい。
カビゴン:A⇒B
使用率はそれなりに高いのだが、勝率が低い。
一番強い選択が相手が動いてくる&相手の攻撃を耐える前提orトリルが貼られてる状況での自爆であり、そんな美味しい状況は中々訪れない。
これは耐性に乏しい高耐久が一様に抱える問題だが、カビゴンの場合はやることがハイリスクすぎるため立ち回りも委縮しがちになってしまう。
ただし、氷&炎半減というのは実は厚い脂肪と水ポケモン(ほぼカイオーガに吸収される)しかおらず、霰パへの強力な壁になれたり全然倒せなかったりトリルで上から動かれたりと怖い瞬間は多い。
Bランクの面々よりは汎用的なポケモンだとは思うので、筆頭近くの位置にしておく。
オリギラが使えないことも向かい風なのかもしれない。
その他
ディアルガ:
同じランクに並べてはいるが、ほんとはギラパルより一段階強いところに置きたい。
これは感覚的にも数字で見てもそうである。
「水等倍」という揶揄でマイナスイメージがつきがちだが、実際は半減なので普通に耐える。
ギラティナ:
最近のwifi対戦を見ているとギラグロスオーガ@1は何をしても強いが怪しくなっている感がある。
■ギラグロスオーガの課題
ドラゴンぽこもん全般、グラードン、ルンパッパ、ユキノオー、バンギラス、トリックルーム
などが割と面倒なので、
@1としては、これらのうちいずれかに対してまあまあ強いことが求められます。
→これら(要はオーガドーブル爆破以外の全般)が面倒なのは正直だいぶしんどく、特にシンオウ龍関連が面倒。
ギラグロスオーガに自信ニキの参戦求む。
とはいえ勝率的には「ギラグロスオーガ@1」は普通に5割勝てているのでまあ良いのかもしれない。
グラードン:
クレセオーガグラノオー、
ディアキッスグラクレセ、
みたいな感じで後発グラードンに比較的将来性を感じる。
ホウオウ:
パーティは中々限られるものの、はまる場面で使うと超強いキャラ。
使用率はルギア、ミュウツーに次いで低いが勝率は伝説枠の中でトップ。
ある意味一番美味しい立ち位置のキャラかもしれない。
ムクホーク:
スカーフじゃない型の今後に期待。電光石火が結構強いのが面白い。
アグノム:
眼鏡ドラゴン+猫が最強になれる瞬間=1ターン目をしのぐのが簡単なうえに2ターン目の反撃もわかりやすいキャラであり、環境的にかなり上向いている存在。
参考資料
*1:ふぉんでゅさんのキャスはほとんどが夢の島行きになっていたので、ノーカン
*2:対戦者の少なくとも一方が僕orすのーさんだし、対戦しにくる人が偏ってるし、僕自身(全体の35%を占める)の使うパーティが偏ってもいるし、すのーさんの配信だと例えば相手側がホウオウを一回も使ってなかったりする
*3:もともとは自分の勝率を計算してニヤニヤしたり苦手分野を把握するためだけに集計を始めたのだが、こういう使い方もできそうだということに後から気付いた
*5:下げたキャラは対戦者が単に使い方をわかっていないということも十分考えられるが、そういうキャラは結局扱いづらいプレイヤースキル依存の微妙寄りなキャラとも言える。いやこのキャラもっと強いだろ!と思った人はぜひ使ってボコりに来てほしい
*6:ちなみにこれの一番ヤバイのがカイオーガで、使用率が61%もあるのにカイオーガを採用したパーティの勝率は53%。勝率を50%に引っ張るミラーマッチを除去すると勝率57%。なんだこいつ