カビグロスサンダー組んだら当然ゲンガーも採用するだろ?と思っていたけど別にそうでもなさそうだったという話
カビグロスサンダーにおけるゲンガーの立ち位置について個人的な考えと統計に基づく傾向を書く。



それって個人の感想ですよね
ゲンガーをカビグロスサンダーに組み込むと、
・いろんな負け筋が減る
カビグロスサンダーの緩いサイクル性能と耐性の相性の良さ、とくに明らかに受かっていない格闘系他に対する超優秀な耐性&サイキネ&鬼火&爆破/道連れでの対応力、ほどよい役割被りによる選出の自由度向上、etc...
・いろんな勝ち筋が増える
カビグロスと組んだ速攻、サンダー受け爆破/道連れなどのポテンシャル、攻撃の色をちょうどよく増やせる、相手カビグロスサンダーに戦えそうな顔をできる、etc...
など、いろんな観点でパーティとしての厚みを増してくれる。
HBベースで格闘地面をがっちり見るのも良いし、
CSでサンダーと範囲をちょっとずらすのも良いし、
ASでカビグロスに準ずる爆弾としての色を強めるのも良い。
パーティの他のキャラに合わせて適宜はまる形を選ぶことができる。
総合して、カビグロスサンダーの四体目としてこれほど頼りになるポケモンはいない。
ゲンガー単体についておさらいすると、
・ノーマル格闘地面無効、虫1/4、岩等倍など、対物理方面で超強い耐性
・鬼火や大爆発などの技性能
・素早さ、攻撃範囲
・できることが幅広い
など様々な強みがある。一方で、
・がっちりとパーティに噛み合う使い方もしないと器用貧乏
という強いけど難しいキャラだなと思っていたが、
・ほとんどの場面で何かしらできる
・相手視点で対応が難しい
※参考:第二回蒲田オフでのすのーさん、しーびーさんコメント
・がっちりとパーティに噛み合う使い方をすれば滅茶苦茶強い
といったあたりも最近改めて感じる。
カビグロスサンダーにゲンガーは入るのか
そういったわけで、僕がカビグロスサンダーを組むと当然のようにほぼ100%ゲンガーも採用している。これは最近の話だけでなく、2013年あたりからずっとそうで、採用しないとなんか落ち着かない感覚になる。だがこの感覚はどうも現代GBAプレイヤーの平均値とけっこうずれてるようだと体感で感じていた。もうちょい具体的に言うと、なんかカビグロスサンダーにゲンガーも入ってるパーティって少ないなと感じていた。
この体感の検証がてら、構築をいくつかに分類したうえで各ジャンルでのゲンガーの採用率を集計してみた。
ついでに、ゲンガーに並ぶGBA浮きポケ枠であるサンダー、ラティオスについても集計した。


GBA構築における浮きポケの採用傾向
手元にある2015年(第一回くどオフ)から2025年6月(第二回岐阜モンフェ)で使用された計459構築(1090試合分)について、GBAにおける浮きポケ採用率3強であるサンダー、ラティオス、ゲンガーの採用率を集計した。
このとき
・集計対象の構築全体
・カビグロスサンダー構築:カビグロスサンダー全部採用
・カビグロス構築:カビゴンとメタグロス両方採用
・カビゴン構築:カビゴン採用、メタグロス不在
・メタグロス構築:カビゴン不在、メタグロス採用
・カビグロス不在構築:カビゴンとメタグロス両方不在
のそれぞれについて、採用率と採用数を算出した。
なお、こういった解析は短期的傾向とその変動を出すのも面白いが、今回は「構築数」に着目している関係上、期間を細かく区切るとサンプル数が少なすぎて地に足がつかない話になりそうだと思い、いったん今回は考えないことにした。同様の理由で、次点で採用率が高い、とはいっても全然数が少ないボーマンダ(80構築)、ギャラドス(55構築)、ラティアス(53構築)、プテラ(48構築)についても考えていない。
集計結果がこちら。
| 採用率(採用数) | 構築数 | |||
| 全体 | 459 | 51.2% (235) | 37% (170) | 34.2% (157) |
| 154 | 100% (154) | 35.7% (55) | 42.2% (65) | |
| 242 | 63.6% (154) | 39.7% (96) | 37.6% (91) | |
| 114 | 38.6% (44) | 43% (49) | 28.1% (32) | |
| 66 | 37.9% (25) | 21.2% (14) | 40.9% (27) | |
| カビグロス不在 | 37 | 32.4% (12) | 29.7% (11) | 18.9% (7) |
すぐにわかることと簡単な考察
この表から、いくつかの大まかな傾向を見出せるが、これは、各キャラの特徴で説明ができそうだ。
サンダー特有
・カビグロス構築での採用率が高い。
・カビゴン構築、メタグロス構築での採用率が低い。
考察:カビゴン+サンダーは相手カビゴンがきつめ、メタグロス+サンダーは相手サンダーがきつめ、などなど穴がいくつかあり、「気付いたらカビグロスサンダーに収斂する」というような現象が起きていると考えられる。また、「カビグロスサンダー」の相性の良さについては、浮きポケ同士の比較という観点でいえば、メインウェポンでの殴り合いにおいてサンダーだけが鋼を半減でき、カビゴン←メタグロス←サンダー←カビゴン という綺麗な相性補完を作れる。他にもカビグロスサンダーが強い理由はいっぱいあるが、とにかくカビグロスサンダーというのは三体セットで採用されやすく、構築全体の三分の一強が「カビグロスサンダー+3」という形である。サンダー不在のカビグロス構築においては、他の鋼耐性が用意されがち。例えばスイクン、ラグラージ、ギャラドスなど。
ゲンガー特有
・カビグロスサンダー構築での採用率が高くも低くもない。
・カビゴン構築での採用率が高い。
考察:メタグロスのノーマル耐性とサンダーの格闘地面虫耐性をゲンガーは両立していると見ると、この傾向はある程度納得できる。グロスサンダーにゲンガーまで入れるのはノーマル格闘地面耐性が少々だぶついてしまうので比較的避けられる(というか、あえて入れようと思わない)ような理屈かなと思われる。逆に、メタグロスがいないパーティだとノーマル耐性を他で担保する意義が上がるのでゲンガーを採用したくなるし、サンダーがいないパーティだと虫格闘耐性を担保する意義が上がるのでゲンガーを採用したくなる、あるいはその逆(ゲンガーがいればメタグロスを入れようと思わなかったりサンダーを入れようと思わなかったりする)ということだと考えられる。*2