stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

カゴカビ対舞マンダ

突然全然違う話題だが、自分の構築を考えてて舞マンダ対カゴカビってどうなるんだろうと思って、思考実験してみた。
鉢巻マンダは瓦割でカビに勝てる。では、龍の舞マンダの場合はどうなるか?

1.マンダがASぶっぱみたいな振りの場合
(そもそもマンダが鉢巻である可能性を考えるとカビは初手つっぱなんてできないわけだけど、マンダの型を知ってて動くと仮定)
大前提:カビとマンダが初手対面してカビは威嚇かかって攻撃ー1。
大雑把にいうと、カビ側の最善手は、マンダが殴ってくるまで鈍いを積むこと。攻撃が+2状態で一回殴るか、0詰み状態で二回殴る。
なのでカビは初手鈍い安定
※ちなみに、初手鈍い安定ということはナンスが出てきたら詰むということである
カビゴンの物理関連は263-144-104
マンダの物理関連は170-205-100を想定

とりあえず初手マンダが舞うパターン考えると

マンダ舞カビ鈍い(威嚇込みでA0B1)
マンダ瓦カビ恩 ←マンダが舞っても次の瓦を耐えるので、ここはカビは恩返し安定
マンダ瓦カビ眠る
マンダ瓦カビ恩 マンダ死亡 となって攻撃0防御1、HP半分残したカビが生存
なのでASマンダの初手舞は無い。
※ただし拘り圧力によって一回流せるし残飯カビの場合を考慮してないので、その限りでない。
というわけでマンダが初手瓦割してくる場合を考える


マンダ瓦カビ鈍い ←ここでカビはマンダの攻撃値を把握
この次のターン(☆とする)がいきなり疑似的な分岐。
舞or瓦 鈍いor眠るの拓ゲー。


マンダ瓦カビ鈍い 
マンダ瓦カビ眠る ☆カビの読み勝ち
マンダ瓦カビ恩 
マンダ瓦カビ恩 マンダ死亡カビ1/3強残して生存


マンダ瓦カビ鈍い 
マンダ舞カビ眠る ☆カビの読み負け
マンダ瓦カビ恩 
マンダ瓦カビ恩
カビの勝ち。ただしカビのHPがほぼ0、せいぜい10%程度なので特殊は全く受からない


マンダ瓦カビ鈍い
マンダ舞カビ鈍い ☆カビの読み勝ち。この次がまた分岐
 A:マンダ舞カビ鈍い
   マンダ舞カビ眠る(恩返し読み瓦読み眠る読み舞が一応成功)
   マンダ瓦カビ恩 マンダ死亡、カビHP半分残してA2B3で生存
 
 B:マンダ瓦カビ鈍い 
   マンダ舞カビ眠る(マンダ読み勝ち)
   マンダ瓦カビ恩 マンダ死亡 カビは1瓦を鈍い3積みで二発受けてる=余裕
 
 C:マンダ瓦カビ眠る
   マンダ瓦カビ鈍い
   マンダ瓦カビ恩 カビはHP若干残ってる
 
 D:マンダ舞カビ眠る
   マンダ瓦カビ鈍い
   マンダ瓦カビ恩 マンダ死亡
 

マンダ瓦カビ鈍い 114~134
☆マンダ瓦カビ鈍い 76~90 マンダが読み勝ったパターンだが、実はこの後の挙動がかなり微妙。
マンダ瓦カビ死亡? 57~68 合計247~292/263
16残し~29オーバーということで、マンダが積極的に狙うにはかなーり微妙な乱数(主観)。
というかカビはこの流れ耐えるように振るまである

カビが死ななかった場合、カビは眠るで全快するので
マンダ瓦 カビ鈍い
マンダ瓦 カビ鈍い ☆
マンダ舞 カビ眠る
マンダ瓦 カビ鈍い
マンダ瓦 カビ恩 マンダ死亡 +2+3でHPが150くらいあるカビが生存

・まとめ
カビ側は初弾の瓦で低乱数が出た場合、割と強引に④の勝ち筋を狙いに行く可能性がある。
ちなみに、マンダが最速めざ飛で攻撃実数が204だった場合、初弾の乱数が動いて112~132となる。
18残し~27オーバーということで、さらにハイリスク。
しかもカビは初弾で高い乱数を引いたら次ターンはチキンに立ち回って眠るを選択すれば、被害を最小限にとどめることができる。
というわけでカビが基本的に有利。
だが、次のパターンを考えると若干状況が変わる可能性があるので、それを検討する。

2.「防御調整マンダ」
実数値としては例えば171-205-119-*-100-133
テンプレのカゴカビにとって、たぶん最悪のパターン。
カビの勝利条件は0恩で3回殴るか、1or2恩で2回殴るか 3恩で1回殴るか
つまり、1.の場合と比べてカビの必要行動回数が1回増えることになる

初手の互いの安定行動だが
マンダ舞 カビ鈍い とすると、
マンダ瓦 カビ鈍い ☆
マンダ舞 カビ眠る
マンダ瓦 カビ恩
マンダ瓦 カビ恩 というわけで特に何事もなくカビが勝つ。
そんな感じで、1ターン目は瓦と鈍いの交換がお互いにとっての多分最善拓。
で、2ターン目に読み合いが入る。


マンダ瓦 カビ鈍い 
マンダ瓦 カビ眠る ☆カビの読み勝ち
マンダ舞 カビ鈍い カビはA1B2状態。二回殴れば勝ち。このターンマンダが殴っても結果はほぼ同じ
マンダ瓦 カビ恩
マンダ瓦 カビ恩 HPをそこそこ残したA1B2カビが残る。4ターン目、5ターン目にカビが鈍いを積むという選択肢も一応アリ。
このパターンを考えると、ASマンダに対しても(1.①)若干オーバーキルになることを覚悟して眠るの後に鈍いをもう一回積むほうが良さそうか。
※3ターン目に殴ってマンダが半分減らなかった場合、カビが負けてしまう


マンダ瓦 カビ鈍い
マンダ舞 カビ眠る ☆カビの読み負け
マンダ瓦 カビ恩
マンダ瓦 カビ恩  ※ASマンダだったら一応このパターンでカビがぎりぎり勝てる(1.②)
マンダ瓦 カビ死亡 舞ってHPが半分弱残ったマンダが生存。前のターンにカビがのろいを積んでも結果は同じ


マンダ瓦 カビ鈍い
マンダ舞 カビ鈍い ☆カビの読み勝ち
マンダ舞 カビ眠る ←ここでカビは鈍いを積むと瓦を打たれた際に負ける。眠るはローリスク行動
マンダ瓦 カビ恩
マンダ瓦 カビ恩 マンダ死亡 (カビもほとんどHPが無い)
1.③と比べるとカビにだいぶ余裕がない。


マンダ瓦 カビ鈍い
マンダ瓦 カビ鈍い ☆カビの読み負け
マンダ瓦 カビ眠る? ←ここは1.④と同様、微妙な乱数。ここでカビが死亡すればマンダの勝ち。

た だ し カビが生存した場合、

マンダ瓦 カビ恩
マンダ瓦 カビ恩 A1B2でHP半分くらいしか減ってないカビが残る
※ちなみに、マンダが攻撃を削っていた場合は初手の瓦割でカビ側にバレて、カビは鈍いを2積みするのが安定になる

まとめ
カビ側はローリスク行動を心がけるなら鈍い→眠る。
初手の瓦割の乱数しだいでは鈍いを一気に二回積んで畳み掛けても良い。
マンダはAぶっぱBちょい振りで、なおかつ初手瓦割のダメージを踏まえての読み合いに勝たないといけない。
しかも、防御調整とA特化と意地ヘラ抜き(最低でもガッサ抜き)は微妙に両立できないので、その点さらにマンダにとっては微妙な要素満載ということになる。
結論として、汎用性を考えた舞マンダとカビの戦いは、マンダが攻撃回数を稼いで急所を狙うとか雪崩を持っての怯み狙い等を考慮したとしても、まあ6:4くらいの割合でカビが有利と言える。

※ちなみに、舞マンダは技スぺの関係でカビダースヘラエアに同時に対応できない(どっかで止まってしまう)みたいな話も