stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

大会KP上位キャラの「環境への刺さり具合の指標」みたいなもの

各キャラの使用構築の勝率を求めてみました。
・・・どういうことかというと、たとえば「サンダーを使った構築は今回の大会で何勝何敗だったか?」
みたいなのを、ぜんぶ足しあわせて考察してみました。
母数がめっちゃ少ないこととか同じキャラの入った構築のミラーが一勝一敗でカウントされちまってるとか変なことは起きてますが、まあある程度の傾向は見えるかなと。

1.キャラごとの勝敗数まとめ

キャラ 勝敗
サイドン 6-2
フシギバナ 5-3
エアームド 8-6
サマヨールマタドガス 5-4
サンダー 8-7
〜〜勝率五割の壁〜〜
カビゴン 6-7
ライコウ 5-6
ガラガラ 2-4
ゲンガー、スイクン 1-3
メタグロスソーナンス 2-5

※KP3以上の連中を集計
※並び順は、得失点差が大きいものを壁から離した位置におき、得失点差が同じ連中は見かけ勝率が5割から離れてる方を離した位置に置いてます。
※※見かけ勝率というのは、たとえばKP高いキャラはミラーマッチ(=1試合で1勝1敗)が発生しやすいために勝率が5割に近づく傾向にありますが、その傾向を考慮したりしていない「勝率」しか出せない(これが見かけ勝率)と考えて、勝率より得失点差を重視してみました。

2.考察

〜〜明らかに強かったキャラ〜〜

サイドン
KPを見てなんとなくわかる理由として、
・カビパがとても多い(7/15がカビパ=半分弱の相手に強い圧力がかかる)
・一方で水ポケの採用率が低い
この2つがサイドン入りが高い勝率を出した大きな要因でしょうね。
また、サイドンを使った構築(2人だが)を見ると、共通点としてサンダーと組み合sていること、爆破ポケとの共存などの特徴があり、ハピサイドンみたいな受け気味な動きも狙えたりしています。
ヴェノムさんサイドンを選出していないが、選出の時点で高い強制力があったのは間違いないでしょう。


〜〜強かったキャラ〜〜

フシギバナ
KPから判断するに、ギャラマンダゲンガーの減少などを筆頭に、自分よりも早いキャラが非常に少なかったことが活躍の要因だと思われます。
実際、サマヨなどの台頭でフシギバナ自身がやどみが決定力を存分に発揮しする機会は減ったんですが、そういう試合よりも、「サマヨやエアに宿木を植えたり眠らせたりして後ろの高火力を降臨させて叩く」といったサポート性能を存分に発揮している試合が多く見られました。

エアームド
得失点差を見ると大きいですが、選出率は実はそんなに多くない
(というか全試合通して2回あったっけ?レベル)
エアームド対策はそれなりに進んでいるが、エアームド対策への対抗策もけっこう着実に芽生えているということだろうか。
一時期のヘラと同じように、「いざというときは詰みを解消してくれるけど普段はあまり出せない」ポジションに落ち着きそうですね。
※個人的な話だがラプラス+レアコに弱いのは自分のエア入りの課題

サマヨールマタドガス、サンダー
全部微妙な勝ち越しなのでまとめます(
サマヨール:がっちりとカビ受けできる性能を生かしていたと思うが、サイドンの台頭でどうなることやらという感じ。(サマヨ自身がサイドンに弱い)
マタドガス:ゲンガーと違ってヘラ以外の物理もかなりごまかせて、爆弾としても機能してくれるので相当な便利屋であった(自分で使った)
サンダー:宿木サポートなどで場に出して高火力をぶっぱなすキャラだった。しかしハピダースという巨大な壁の存在感が薄かったにもかかわらずこの勝率はどうなの、という感じもします。


〜〜弱かったキャラ〜〜

カビゴンライコウ
カビゴンが奮闘しなかった理由はたぶん単純にサイドンサマヨが活躍していたことであろう。
なお私のカビパは勝ち越しました(ドヤアアアアア
普通に鈍いを積んで文字すら持たずガンガン殴る型が、なんだかんだ活躍できるんだなあと思った。
ライコウは、うーん、サンダーを受けるとか、ハピをどくどくで押し切るとかで、結構大変な役目を押し付けられてしまうところがあったのと、格好の餌であるゲンガーが少なかったのが微妙だったのだろうか。
なお私のライコウはryだけど一回も選出してません((((

○ガラガラ
かにさんいわく「自分のせい」らしいですが・・・
たぶんサイドンと似た性質にもかかわらず検討できなかったのは、耐性・耐久の違いが大きいのかな。
レジアイスに爆破されたり(急所なかったら耐えてたけど)、太鼓を叩いてエアームドに押し切られちゃったり。
そんな感じでやっぱGBAガラは紙耐久なんだなと思いました。

○ゲンガー、スイクン
サイドンが多くてフシギバナも強くてサマヨも強いって言ったら活躍しないはずないのに、なぜか勝率が悪かった組。
母数が少ないとか選出が少ないとか色々有りそうですが、瞑想スイクンみたいなガンガン行く型とかはもっと活躍できたはずな気がします(結果論ですが


〜〜明らかに弱かったキャラ〜〜

メタグロスソーナンス
こいつらもよくわかんねえ・・・
ただ、鬼火持ちがゲンガー一択じゃなくてサマヨドガスみたいな、とくにグロスで崩すにあたって非常にマイナスに働くキャラが増えたのが惨敗の要因なのかなと思いました。
ソーナンスはよくわかんないけど、勝率上位キャラを見ると、選出の時点でお荷物になる機会のほうが多かったのだろうかという感じかな。
ただ2勝5敗=ミラーでお荷物ってわけでもなく、ヘラが多いわけでもなかったので、実際よくわからない。扱いが難しいキャラなんだろうなとは思います。