stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

雑記

自分の構築について思うことや
いわゆる「環境」について思うことや
KP統計のほんのちょっとまとめ等。

○構築の穴と改善点メモ

ライコウ@カゴ 10万毒吠える眠る
エアームド@ラム ドリ口菱吠える眠る
サマヨール@爪 ナイトヘッド鬼火ねむねご
カビゴン@残飯 のし雷地割れ鈍い
ラグラージ@鉢巻 地震ポンプ雪崩のし
マタドガス@オボン ヘド爆文字鬼火爆破

この構築は自分が組んできたGBA構築の中では受け面、攻撃面ともにかなり水準が高くて、ほとんど結論だと思っているくらいだが、改善点はあるはずだし、改善に向かうための明確な穴が見つかったので、記事にしておく。

具体的には
ファイヤー@クラボ 放射めざ草鬼火陽射し
ダグトリオ@モモンでもなんでも 地震以下略
ゲンガー@何か 眠る以下略
このような構成が非常に厳しい。

ファイヤー→だれも受けれない+サマヨエア受け+サマヨを3発で潰せてプレッシャー怖くない
ダグトリオライコウ封じ
ゲンガー→カビドガス受け
カビゴンの雷でゲンガーを寝かせてからのラグラージが頑張る等の崩す手段は無いわけではないので詰んではいないのだが、要はファイヤーが場に出てくるたびにライコウはダグに狩られ、ラグはめざ草で殺されるなどいろいろと散々な目にあってしまう。

これを解決するためにはカビゴンに眠るを入れて、ファイヤーを受けきれるようにするというのが割りと直感的な筋道。
しかしそうすると、地割れか鈍いが抜けることになってしまう。
あるいは地割れを爆パンに戻す(ファイヤーに混乱を仕込めるので若干楽になる)という手もある。カビゴン単体でサマヨールを倒せなくなるため選出が限定されやすくなるが、どうせサマヨールに向かい合って地割れを撃ちまくるという勝ち筋は安定感が無い上に鬼火を打たれるので、地割れを爆パンor眠るにするのがいい感じかな。
カビゴンライコウを電気ポケ、ラグラージを地面ポケとして扱うって路線で基本は正しいはず。
そんで、ラムをエアームドからもらって、エアームドは残飯持ちにして地割れがなくなって岩に弱くなった点を埋めると。
ライコウ@カゴ 略
エアームド@残飯 略
サマヨール@爪 略
カビゴン@ラム のし雷鈍い眠る
マタドガス@オボン 略
ラグラージ@鉢巻 略

うん、これはこれで悪くない。
カビパミラーにすこし弱くなるのとサマヨにかなり弱くなる(気がする)が懸念材料だけど、地割れ自体安定感無くてうつの怖かったし別にいいのかな。
サマヨに麻痺を入れるとこちらのサマヨで押し切りやすいとかあるし、だいたい封印のないサマヨは眠るカビで受けれたりもするし、封印サマヨは寝てしまえばラグラージにとってエアームドにとっても出汁。うーん、いいのかなぁ。微妙なとこだお

○環境の循環
やっぱり「あれが強くなるとコレが強くなってry」みたいな引き出しを整理しまくっておきたい。
その循環のなかで一瞬しか出てこれない奴、螺旋階段のなかでふるい落とされてしまう奴は生き残らない。


例:カビゴンが強い
※だいたいの出発点はコレ。これは現在明確に考察が進んでるのがカビパばっかりというのも大きな理由。

→鬼火陽射しファイヤーが強い(カビに強めで取り巻きに役割が多い)
ハピナスが強い(ほぼ確実にファイヤーを止めれる希少なキャラ)
→まもみがファイヤー他が強い(ハピ突破可能な特殊)
カビゴンが強い(変なファイヤーにもハピにも強い)


この手の一連の流れの中で、一貫して損する奴、一貫して得する奴をぱっと思いつけるようになると面白い。
たとえば
サイドン:カビハピ毒ファイヤーに強いがめざ草鬼火ファイヤーに対してゴミ
瞑想吠えスイクン:割りとどれにも強い
(→そこからスイクンにはっきり強くてファイヤーにも強いライコウが台頭したりも)

カビゴンが強い」を起点に回る環境の例その2
(これはわりと実例と言っていいと思う)
サマヨールが強い(カビを受けきれて汎用性が高い)
サイドンが強い(カビを起点にサマヨでも耐え切れないぶっぱ)
→水や電気タイプが強い(サマヨサイドンにちゃんと強いと強い)
カビゴンにまた出番が(サマヨサイドンにつよめな地割れ?)
→カビから鈍いが抜けることでよろこぶ奴らが(カウンターハピ、ノイクン、プテラギャラドス他)

この場合のカビゴンは循環のキーパーソンでありつつ、自身が型を変更することによって環境に適応していく。
もちろん例1のファイヤーも似たようなことをやってるわけだが

ちなみにヘラクロスに対して評価が若干低いのは「ヘラ対策」と呼ばれるキャラがこういう環境の循環のなかで、ヘラ対策以外にもいろいろな場面で顔を出すからだったりする。

他にもいろいろ挙げてみようか

カビゴン+ゲンガーが強い(格闘地面を流せて鬼火から特殊相手にカビ降臨できる)
サマヨールが強い(まあ普通に)
ヘルガーが強い(カビに隙が少なくてサマヨゲンガーにもちゃんと強い)
→地割れカビが強い(ry
→ラム持ちの竜舞ギャラが強い(これらに対して突破力、安定感が高い)
→なんだかんだサンダーが強い(たいていのギャラに対抗できる
カビゴン+ゲンガーが強い(サンダーにほぼ隙がない)

ボーマンダが強い(幅広い型がある)
→ミロスイが強い(あらゆる型に対応)
→めざ氷持ち電気やレジロックが強い(汎用性高かったり爆弾になったり)
ラグラージが強い(電気やレジロックに強い)
ヘラクロスが強い
ボーマンダがやっぱり強い

こんな感じ。とくに人数が少ない環境で「長く使えるパーティ」みたいなのを作りたい場合、自分が強いと思ってるAにどんな弱点があって、その穴を効率良く塞げるBが何で、それがぐるぐる環境が回っていくうちに終わった組み合わせにならないかどうか、ABをたたけるキャラが果たして他の面でも使いどころがあって消えないキャラなのかどうか、を意識したい。

○KP統計
自分の主催した大会全部を積算してみました。
基礎データは欲しい人がいたらあげます(
・KP合計値が高かった奴ら一覧表

種族 KP合計 使用率@大会全部 使用率@第一回月末 使用率@新年大会
カビゴン 36 57.6 46.67 82.75↑
サンダー 22 35.2 53.33 23.53↓
スイクン 20 32 26.67 11.76↓
メタグロス 18 28.8 20 23.53↓
ゲンガー 17 27.2 20 0↓
エアームド 16 25.6 33.33 35.29↑
サンダース 15 24 6.67 35.29↑
ヘラクロス 12 19.2 13.33 0↓
ライコウ 11 17.6 20 35.29↑
サマヨール 10 16 26.67 58.82↑
フシギバナ 10 16 20 23.53↑
ラグラージ 9 14.4 13.33 23.53↑
サイドン 9 14.4 20 35.29↑
ソーナンス 9 14.4 26.67 0↓
ハピナス 9 14.4 13.33 11.76↓
ボーマンダ 9 14.4 13.33 0↓
ギャラドス 8 12.8 13.33 11.76→
ヘルガー 7 11.2 6.67 11.76→
レジアイス 7 11.2 13.33 0↓

※↓↑→は合計の使用率とくらべて高いか低いか。

ここから下はドガス、ポリ2,フー、ガラガラがKP合計6で続いています。
直近2大会のKPに着目すると、マタドガスとカイリキーは採用率が2割を超えており、平均と比べてかなり使われていると思われます。

ちょっと驚愕だったのはカビゴンの使用率が全体を通して6割に届く勢いだったこと。
GBAカビゴンが最強キャラである」という意見に対する異論を否定するつもりは無いけれど、使用率がこんだけ高いキャラだったら、「カビゴンに弱い構築」っていうのは基本的には生き残れないはず。
結局のところカビゴンが強さ弱さに関係なく環境というか皆の意識の中核にいるんじゃなかろうかと思ったりした。
カビゴンをいれずにハピナスレジアイスを使う構築は、
カビゴンを使わないことによるメリット、デメリット
カビゴンと互角な駒を入れないことによるデメリット
このへんを自分でかなり意識する必要があるんでないかな。

たとえば対サイドンを切った構築はあってもおかしくないけど、対カビゴンを切った構築はありえない。はず。

ポケモンは6体、6つの道具、24個の技構成しかない。
勝つための方法は
①みんながやる・知ってることをみんなより突き詰める
→みんなが意識する事柄なので、対策に立ち向かうのが大変

②みんなが思ってもないことを見つけて実行する
→対策に気づかれたりしたら終わる可能性を秘めている

③みんなが軽視していることを突き詰める
→みんなが軽視するのが単に客観的に軽視する程度のスペックのキャラであるからだったりした場合にどうなるか。

このどれかな気がする。僕はたぶんいばみがハピを使ってたころ(もう二年前かw)が②で、それ以降考えまくって考えまくってサマヨエアに関してたぶん誰にも負けないくらいの知識とそれなりの経験を身につけたので、今はたぶん①の立ち位置にいる人。
③の側面は多分自分には無い。