stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

ゲンガーの強さとは

シンさんが「カビゴンにゲンガーが強いとはどういうことだろう」みたいなことを言っていたので、
自分なりにゲンガーの強さをまとめてみた。

○ゲンガーの抽象的メリット

・ノーマル格闘地面無効
「無効化」が偉い。エアームドがこれに近い耐性を持ってるけど鈍いカビ残しとか格闘技に普通に対応できんかったりする

・素早い
たとえばサンダーを抜けるとか、カムラ発動50族あたりを抜けるとか。

・技が多い
特殊技:雷サイキネ炎拳雷拳ギガドレ
物理技:シャドボ気合拳爆破
補助技:鬼火催眠あやぴか身代わり道連れ黒眼滅び黒い霧眠る呪い
パッと挙げただけで20近い技がある。
単純に選出画面から何をしてくるか予想できない。

・鬼火を覚える
これのおかげで物理ポケが容易に出ていけない。
鉢巻や積み技などの関係で物理決定力のほうが明らかに高いゲームにおいて重要な要素。

・上記要素の組み合わせ
ノーマル格闘無効+鬼火→鬼火をメリットに出来るのは格闘とノーマルだけだが、ゲンガーはこれを無効化できる。
素早い+鬼火→ゲンガーを抜ける物理ポケなんてほとんどいないので、実質耐久が高い。
素早い+技が多い→目の前の相手に最適な行動を取ることで全抜きに至れることがある
         とくにゴースト特有の道連れなどを先手で繰り出せるのは非常に大きい

○ゲンガーの構成
いくつかの典型に分けることが出来る。これらの複合も存在する。
どの型も強く、突破できない相手が変わってくるというのが相手視点で厄介な部分。
型を変えることで不可能になる役割が存在するのは、使用者視点で厄介な部分。

・黒眼滅び採用タイプ
遺伝の関係で鬼火と両立できないため、ほぼ独立した型。
攻撃範囲が狭くて止まりやすいが、投げサマヨなどを簡単に倒せる。
特殊技しかゲンガーへの有効打を持ってないカビゴンを相当な回数流せる。

・物理メインタイプ
爆破も採用してることがある。攻撃にちゃんと振るとシャドボの威力がサマヨを押し切れる程度になる。

・みがきあ採用タイプ
とくにヘルガーをきあいパンチで突破することができるので、一部の構築の大穴になっていることがある。

・鬼火採用タイプ
対物理性能を重視。攻撃技は色々考える余地がある。
みがきあorきあいパンチ単体と両立することがある。
鬼火でライコウなどを素眠りに追い込んできあいパンチ連打などの使い方がある。

・耐久重視タイプ
普通に耐性を活かして眠る型。たとえばこんなかんじ

○なぜゲンガーが強いのか
説明できたようで全然説明できてないな。
「ゲンガーを無理なく倒す手段はGBAにおいてあまり汎用性が高くない」
とかいう言い方もできなくはない・・・かな。
たとえば特殊技はカビハピライコウで止まり、格闘ノーマル技は無効化、その他は鬼火が後に響く、毒は効かない、とか。
鬼火サイキネシャドボあたりを無理なく構成に組み込めればいいんだけどね。
鬼火持ちもゲンガーとの対決は怖いことが多い。
ゲンガードガスはもちろんのこと、サマヨサーナイトあたりも物理型考えると全く安定しない。
物理型はエアームドとかで止まるケースもありうるけど普通ゲンガーにエアームドなんて出さないでしょ。

○ゲンガーの配分
防御252振り+オボン:鉢巻メガホ3耐えしたりする
攻撃に52くらい:無振りヘルガーをきあいパンチで一発
特攻全振り:物理耐久寄りのサマヨを雷で押し切れる
特攻無振り:ボーマンダ一撃とか無振りヘラ2発が可能な絶妙ライン
耐久にある程度振る:カビゴンの特殊技で倒すのがものすごく大変になる(抽象的乙


そしてシンさんの疑問への体系的な回答にまったくなっていないっていうwww