ある人に「あなたはインフルエンサーで老害なんだからもっと啓蒙活動してくれ」みたいなこと言われたのもあり、久しぶり?に抽象的かつ実践的な内容を書いてみた。
くどオフ~4thGSオフ~09ダブルオフと、それなりの規模の旧世代ガチ対戦オフ連戦の流れで得た感覚を忘れないためという、自分用の目的もある。
構築を組むにあたって
- 方向性を得意分野で統一
ここでいきなり個性が出る。
僕の場合「先行制圧」的な路線が得意である。2~4世代全てこのタイプなのは手馴れているからでもある。(使ってるうちに慣れた)何をしたいかわからなくなってきたらここに立ち返る。これ以降の記述は全てこの前提に立っているので、方向性が違う人は参考にならないかもしれない。
以下の方針で構築を行うと、いわゆる「対戦の急所」を相手に押し付ける形になり、運負けしにくく、運勝ちしやすくなる。あとは実力負けを実力アップで防止すれば負けない(極論)。*1*2
- ギミックに頼りすぎない
これはまあコンセプトと表裏一体であるが、自分にとっての対戦の急所を減らすという効果が大きい。
- 攻撃回数で優位を取る
- 高威力低命中技を(も)躊躇なく使う
もちろん高命中技で勝ち切れるのならそれでいい。が、現実はそこまで甘くなく、常識的な選択などというものは相手に想定されている。命中が60~%くらいの「信用できない」と評される技は、多くが相手の思考の外にあり、当たれば勝ちの技であったりする。相手の常識を上回り「相手にとっての対戦の急所」を作れる。これほとんど雷の話だな
- 追加効果つきの技
これも相手の思考外になりやすい。あるいは、わかっていても防ぐのが困難。凍結、麻痺、炎技での火傷など。大技と同様、相手にとっての「対戦の急所」を増やす。追加効果発動率は半減されない。
- 対戦中に情報を得やすい並びにする
速攻パーティは基本的に切り返しに弱く、様子見ターンを作る余裕も少ない。
また、詳しくないルールでは意識的に採用したい。
構築を組んだ後
僕は自他ともに認める立ち回り下手くそで、構築決定段階ではポテンシャルの半分も引き出せて無いような状態にある。そこで構築決定後の思考を構築決定前と同等以上に重視する。これらを暇を見つけて行うと、思考が練れていくので、予想外の相手であっても行動の引き出しが増える。
*3
- 試運転を行う
一ヶ月、遅くとも二週間前にコンセプトを完成させ、4~5回ほど対戦。これ以降構築バレは気にしない。試運転無しに完璧な立ち回りができる人、初見殺しギミックで勝ちに行く構築などは情報バレのデメリットが相対的に大きくなるが、僕はどちらにも該当しない。試運転は一試合が重い。(特に僕の場合)最初の数試合はお話にならないような駄試合になるが、この試合をよく見返すことで立ち回りが大幅に進歩する。とくに負け試合は貴重である。相手にも感想を積極的に聞いてみる。このとき、立ち回り関係の話を重点的に聞く。
- ブログに書く
書くことで思考が整理されていく。繰り返すが情報バレは気にしない。当たるかもわからない人の使うかもわからない構築に対して精度の高いキラーを組む人はいない。公開してアドバイスが貰えたら儲けものである。
- 主要コンセプトに対する初手~試合展開を想像
脳内でいいので、見せ合いありなら選出をどうするか。見せ合いなしなら初手に何を選択するかなどを暇なときに考える。通る行動は何で、防がれやすい行動は何なのか。09ダブルは構築10選のような環境まとめ記事があったため、情報が少ないわりには考えやすかった。
- 不利相性が見つかった場合
原則として構築の撤回はしない。積み上げた思考が全て無駄になるほうが痛い。不利な相手には最悪当たらなければいい。ただし切るわけでなく、出来る限り勝ち筋は模索する。立ち回りで対応する路線を探すことで、自分のパーティの新たなポテンシャル、絶対欠かせないポイントなんかに気付く機会にもなる。単体レベルで不利な相手が環境の明らかなトップメタである場合は別で、振り出しに戻して構築を練り直すが、そんなことはKPを見ながらパーティ組んでいればそうそう起こらない。どこからをトップメタとみなすかだが、目安としてKPが参加者の1/2以上であれば明らかにトップメタで、1/3を下回るようなら構築撤回には値しない。
本番
ここまで来ると正直あまりすることは無いが、一応以下のような工夫をしている。
- 周囲のことはあまり気にしない
心理戦だとかを駆使している人もいるみたいだが、僕は対戦相手を観察する余裕なんて全く無くて、辛うじて挨拶はするかな、くらい周りが見えていない。
スクリーン戦に進んだとしても、観客を楽しますことに思考を割くのは主催ほか、その道のプロに任せる。
- 試合経過のメモを取る
取りこぼしを減らすためのメモを取る。特性発動順、行動順、トリル追い風天候ターン数、相手の技構成のような、その場に残らない(書かないと脳のリソースを割かれる)情報を重視。対戦ログを書くための情報はいったん無視。余裕が出来たら書きたいがまだその余裕はない。
- 終わった試合について考える
実戦では有名パーティとバンバン当たるみたいなことはあまり無くて、予想外の編成とぶつかることが多い。環境というもののなせる業なんだと思うが、その日誰かが使っている構築は、経験的に、別に共有パとかいうわけでもないのに似たコンセプトを他の誰かも使っている確率が結構高い。したがって、終わった試合は重要な思考材料になる。
最後に
オフ会で楽に予選を抜けられる構築とは?という記事を書きたいから意見を聞きたいな
— すのー (@snow_anorith) 2019年5月4日
stoicさんとyasuさん辺りからは何となく聞けたから他の人も意見が欲しい感
この記事は↑のツイートに対する自分なりのアンサーでもある。
今の考えを踏まえて一言で答えを書くならば
「使いこなせる構築」
となる。この構築について右に出るものはいないみたいな状態になれば抜けられるだろう。
ただ、ここに至るのは楽ではない。楽して抜けられる方法なんてないんじゃないかという気もする。
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