stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

ライコウバンギWA

2000ルールではじめて納得のいく構築が作れたので記念あげ。
構築解説は実際の時系列を無視した思考を書いているのでご了承ください(
金銀の構築記事ではあまりなじみがないと思うが、重要そうなダメージ計算結果と能力値の実数も参考になるかもしれないと思って載せてみた。

55 ライコウ  × 10万 めざ氷 吠える 眠る 薄荷
55 バンギラス 雪崩 鈍い 吠える 地震 残飯
50 フォレトス どくどく 撒き菱 丸くなる 眠る
50 フシギバナ はっぱカッター 眠り粉 宿木 光合成 麻痺治し
50 ナッシー  サイキネ 爆破 眠り粉 ギガドレ 黄金
50 リザードン 大文字 めざ飛 地震 腹太鼓 奇跡

○概要
55ライコウは昆布による崩し・バランスパに対するキラパ性能および高い素早さからの全抜き抑止性能、バンギはフーディンやポリ2、カビなどの一部エースに対する圧倒的な強さを持っていて、どちらも話題(?)のいばみがサンダーに強めであるので環境に結構刺さるのではないかと思って、このWAで構築を組み立ててみた。
(最初はスイクンバンギWAだったのは内緒((((((
取り巻きは菱を撒いて決定力補助をしつつカビヘラ受けができるフォレトスを固定して、ライコウバンギの両方が苦手とする地面・格闘に厚くなるように組んだ。
ライコウバンギは苦手とするキャラが似通っている(一方でエース=パーティに対する相性を補完しあっている)ため、取り巻きは結構すんなり決まったように思う。

○個別解説

ライコウ:215-110-138-182-166-182
    10万→55カビに61~72/292 確定5発、菱を3回踏ませると3発
    50フーディンを高乱数2発
    ゲンガーを51なら超高乱数、52なら高乱数2発
    50スターミーをやや高乱数で1発、55スターミーはみがわりが貼れない
    55サンダーの磁石雷で超低乱数4発
金銀で滅茶苦茶対策しづらいと噂のいばみがサンダーおよびあやみがスターミーに圧倒的に強い駒である。55ライコウ+菱で決定力を出す「昆布」ができる。昆布に関する詳細な説明は省くが、浮いてるキャラに強いライコウが地に足の着いたキャラを菱吼えるを絡めることで突破する戦術だと思えばだいたい間違いない。
ただ、この構築におけるライコウは実際のところはリザードンなどの厄介な決定力に対する先制殴り要員としての色が強い。
相方のバンギが草タイプにあまり強くなかったりするのでめざパのタイプはテンプレちっくに氷。サンダー+ハガネールのような相手に対して安定して打てるのもよい。が、おなじく草タイプに打点があってネールイノムーに刺さるめざ炎も面白いかもしれない。
バンギに残飯を回して、こいつには薄荷を持たせた。ライコウは素眠りすると簡単に物理ポケの起点になってしまうし、雷サンダーなどは残飯がなくても別に有利である。
あと、バンギが弱い攻撃を何度でも受けられる耐性の持ち主なので残飯を回したかったというのもある。

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バンギラス♂:226-203-177-160-166-123
      鈍い一回で50カビ抜き(ジム城、PO特有の仕様)
      鈍い一回の岩雪崩で50カビを中乱数二発
      鈍い一回の地震で50ハガネールを残飯込み二発
      55めざ虫ガラの骨地震をやや高乱数耐え
      鈍い一回で55砂ニドキング地震を超高乱数3耐え
ライコウは菱を絡めたところで55フーディンに滅茶苦茶弱かったり、寝言カビには割と一枚受けされてしまったりと決定力に難を感じる部分が多々あると思ったので、今回は端からWAを組むつもりでいた。
(55ライコウの枠が最初スイクンだったのはry
ライコウを出しづらい場合の電気流しを無理やり引き受けるほか、エスパー受け、ゴースト受け、ポリ2封じ、鈍い寝言カビ封じなどを担当する。
サブウエポンは非常に悩ましいところで、地震を抜いて波乗りや大文字を採用する余地も大いにある。
50残飯ネールは鈍いを積んだ地震で二発、55残飯ニドキングは通常地震で二発、55ガラは鈍いを二回積んだ地震で二発など、攻撃範囲を保ちつつ全体的な火力が大きく上がるのが偉い。
特殊技にしてしまうと甘えるなんかに対して耐性が持てたり物理硬いキャラに対して打ち逃げで削りに行ける(たとえばハガネールに波乗りを打つ)のはいいのだが、文字放射冷凍波乗りのどれを採用してもきつい相手が出てきてしまう。
吠えるは鈍いと併用することによる全抜きのほか、フォレトスと組んで昆布っぽい動きをしたり道連れゲンガーを流して菱を踏ませたりするのに使う。


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フォレトス♂:181-104-191-111-111-91
      55カビの捨身タックルを4発耐え(乱数5発)
      55ヘラのメガホーンを4発耐え
このパーティで地味に中核を担う。寝言爆パンカビや地震カビなどのバンギライコウ両方にとってきついような型のカビ受け(PP戦で最終的に勝てるらしい)やヘラ受けをしつつ、菱と毒を撒いて相手の消耗を誘う。
炎タイプに毒が入って、バンギやライコウによる流し必要回数が減ったりしたらうれしい。
この型は鋼・毒がいないカビ入り構築にはものすごく刺さると思う。
ちなみに粉を持つとメガホーン、雷、大文字、爆パン、宿木など結構おいしいところの技が当たりにくくなって素眠りでも居座りやすくなったりワンチャンをつかみやすくなるので、フォレトスとは中々相性が良い。
カビの爆パンを受けて混乱自傷するケースがかなり多いので♀で使ってもいいのだが、めざ蟲や爆破の可能性を警戒させるために個体値はHPが低下せず性別が♂の最低値(9)に設定して、努力値は無振り。


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フシギバナ♀:186-88-134-151-151-131
      55カイリキーのクロスチョップ3耐え
      55カイリキーの文字で中乱数二発
      55サンダーのめざ氷を2耐え
      55スイクンの冷凍を高乱数2耐え(対水目安)
これまたライコウバンギにとって辛い55リキーを安定感をもって受けることができる。バンギエースで出すときの水受けも担当できるので、バンギとの相性はとても良い。
不思議な木の実で光合成のPPを補わないと文字カイリキーのガン受けはきついらしいが、文字は外れる技だし、宿木による回復も可能なキャラであるので今回は切って、代わりに麻痺直しの実を持たせた。これによってのしかかりカビ等に対してかなり強気に動けるようになる。カビは眠り粉・宿木・葉っぱカッター(PPと急所率が優秀)で押し切ることもできなくもない。
この構築の貴重なバンギ対策でもあるが、文字やめざ飛で二発なので安定感はない。


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リザードン♂:175-132-129-160-136-151
      55カビののしかかりを2耐え
      文字で55サンダー3発
ヘラ、エアームドハガネールフシギバナなど、フォレへの負荷が大きかったり完封されてしまうあたりに対して決定力を出すことができる。カビには基本的にタイマンで勝てないのだが、ハガネールカビゴンのようなライコウ二枚受けを狙った選出に対してはネールを起点に太鼓をたたくことで二体抜きをすることができる(もちろんリザードンに強いキャラがもう一体いると何度も流さねばならないが)
岩雪崩を切ってめざ飛を採用している。これはほぼめざ岩ヘラクロス(大文字だと一撃で倒せず返り討ちに合う)ピンポイントであるが、エースがどっちもヘラに強くないことや、岩雪崩を打ちたい相手は良くても同速ゲーであったりライコウバンギが受けれたりする(典型的なのがサンダー)こと、雪崩持ち格闘に対して太鼓を叩けないような局面でもある程度強くなれると思った。(文字と攻撃範囲も威力もかぶってるのは内緒。
めざ飛個体は努力値全振りだとHP実数値が176になり、太鼓を二回たたけなかったり毒などの定数ダメージで確定8発になってしまったりするので、努力値を下げてHP実数を175調整にすることを勧める。
毒ネールや草タイプに最低一回の無償降臨が可能になり、リザードンにとって致命的な麻痺も一回は防げる奇跡の実を持たせた。


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ナッシー♂:201-146-136-176-116-106
     55砂ニドキング地震+文字を確定耐え
     55サンダーのめざ氷でやや低乱数2発(目安)
     ギガドレで55めざ虫ガラ高乱数2発
地面タイプの強引な対策(パルシェン的な)、爆破と眠り粉による詰み解消、フシギバナ流しなどが主な役目。どうせ55ガラを爆破で一撃というわけではないし、性別は♀にしてもいいかもしれない。
黄金の実を持たせたのはほかにめぼしいアイテムがなかったからであるが、めざ氷電気とタイマンするときなどそれなりに役立つ。
この枠は地面と格闘にそれなりに強いことが求められるので、サンダーでもいいかもしれない。


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○主な組み合わせ
バンギラスフォレトスフシギバナ
もっとも受けを重視した組み合わせ。攻撃範囲の広い炎タイプや高火力電気、地面タイプがいない相手の場合はたいていこの選出に落ち着くことが多い。フォレトス地震爆パンカビとヘラを受け、格闘はフシギバナ、電気はバンギフシギバナでがんばり、特殊技持ちのカビはバンギで倒す。
フォレトスはぬるいカビやヘラに対して半永久的に場に出し続けることができて、フォレを突破しにくる特殊キャラをバンギ花がぬるぬると流しつつこちらは残飯宿木光合成で回復、相手には状態異常と菱ダメージが蓄積していくので隙ができたところでバンギあるいはフシギバナで突破する。
ヘラを受けてるとフォレトスが過労死(そうそうないが)してしまいそうだと思ったらリザードンを出すのもよい。
主な対象→ポリ2エース、カビエース、フーディンエース、カイリキーエースなど

・バンギ+ナッシー+誰か
相手の構築によってはこういう出し方もすると思われる。
バンギは大抵の爆破を平然と耐えることができるので、爆破速攻(爆破+ガラ、ドキン、健太など)のエースに対して大きな負担を強いることができる。
フシギバナでなくバンギのおともにナッシーを選出して、爆破と眠り粉によって人海戦術を仕掛ける。
主な対象→ガラガラニドキングダブルエース、爆破+ガラガラ、爆破+健太など

ライコウリザードン+誰か
もっとも短期決戦になるであろう組み合わせ。リザードンに強い高レベルサンダーにはライコウをかなりな回数出すことができ、ローコストなリザードン対策である低レベルフーディンやスターミー、スイクンにもライコウが基本的に有利。先述のとおりライコウに強いキャラ(おもにハガネールフシギバナ)はリザードンの起点になることが結構多いので、この二体の相性は中々良い。
もう一枚のサポートは相手の爆破耐性が薄ければナッシーを出すパターンが多いが、フォレが菱を撒いたりフシギバナが宿木眠り粉で太鼓サポートをすることももちろん可能。
ちなみにライコウエースで出すと必然的にカビ受けがフォレしかいなくなるので、相手のカビが文字カビだったりした場合に大変なことになるのは仕様である(((
主な対象→サンダーエース、リザードンエース、ファイヤーエースなど

ライコウフォレトス+誰か
吠えるライコウ(浮いてるポケに強い)と菱撒きフォレトスライコウが苦手なキャラを受けれて菱を撒ける)による典型的な昆布。もちろん強いとは思うがこの出し方をすることはあまりない。
55ライコウ+菱による昆布という戦術は相当古くからある戦術なので、たいていの構築は対策を練っているからである。ただ、有名であるがゆえに対策されて使いづらいというのはすなはち昆布対策を薄くした構築なんかも存在しているということであって、そういう構築には激しく刺さる。
取り巻きの最後は宿木による蓄積、流し、カビ誤魔化しと格闘受けが可能なフシギバナが一番しっくりくるだろうか。
主な対象→ゲンガー入りのバランスパなど