stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

金銀VC発売にあたって:ジムリーダーの城宣伝と、実機とシミュの違いに関して

9月に金銀VCが出るそうです。すごい!(小並感)。
http://www.pokemon.co.jp/ex/VCKG/

さて、このブログを筆頭として(謎の自信)ジム城関係の対戦考察を参考にする人は間違いなく多いと思います。
これにあたり、一応注記的な記事を書きます。


■「ジムリーダーの城」(ジム城)について
まずは宣伝。
非常に古めかしいテキストベースのサイトですが、素晴らしい有志によってサイトの維持が随分長い間行われてきました。
ここまで続いているのは一つには「互換切り」によって、金銀クリスタルが早々に「終わったゲーム」になった、というのが割とあるのかもしれません。
「金銀対戦してみたい!」という方、ぜひお気軽にどうぞ。
http://psense.lib.net/PBS/GLC/

使い方については、サイト内の「練習シミュレータの使い方」あるいは、
http://island.geocities.jp/majinjima/GLCmanual.html
「ジムリーダーの城簡易マニュアル」を参照してください。

http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20141110
データベース等々に関してはこちらにまとめられています。

■対戦の前提となるルールについて
以下に述べるように、対戦のルールや仕様について実機とジム城では(一つ一つは細かく見える)数多くの差異があります。
ジム城の金銀対戦は、実機金銀対戦を非常によく再現しています。
しかし、その差異を踏まえると、かなり似てはいるものの、本質的に別ゲーであると思われます。
(VCでクリスタルが発売されない(不確定?)場合、その差はさらに大きくなるでしょう)
「金銀対戦」に関するネット上の考察等は99%以上がジム城での対戦を前提としています。
これら参照する場合、以下の点を念頭に置くことを強く勧めます。

■「ジムリーダーの城」とその周辺での対戦や考察は、多くの場合、

・ニンテンドウカップ2000(以下2000)に準拠して行われてきました。
・金銀模擬対戦サイト「ジムリーダーの城」の独自仕様に準拠しています。
http://psense.lib.net/PBS/GLC/

・ランク変化の倍率、状態異常とランク変化の重ね掛け、はかいのいでんしによる混乱の仕様、催眠技のターン数あたりが多分重要。
※催眠ゲンガーが普通に使われる(らしい)最新世代の人は「催眠のターン数が違う」と聞いただけで別ゲーになるのは容易に想像できると思います。
ダメージ計算ツールやその結果も、基本的に城の独自仕様に準拠しています。

・2000ルールであっても、クリスタルやポケスタ金銀で得られる追加要素は「アリ」と想定されています。
 (例:まきびしパルシェン、アンコールを覚えたドンファンなど。)
※もしVCでクリスタルが出ない場合、ここによる違いはおそらく最大の(?一撃技とかを除くと)影響になります。思いつくだけでも、まきびしパルシェン、10万ライコウなどなど、環境に多大な影響がある要素ばかりなので。

・国外版のみで手に入る追加要素は「無し」と想定されています。
 (例:カビゴンの「あくまのキッス」など)

・すべてのキャラについて理想値を想定しています。
BDFF(めざ氷70最速)ライコウ、攻撃努力値最低の特殊ポケ、FFFFアンコールドンファン等。どれも一応理論上は可能だが、入手が非常に困難なものも、普通に使われてきました。

・多くの場合、一撃技(つのドリル、ハサミギロチン、じわれ)禁止というローカルルールが付いています。
考察記事の中に書かれていないこともあります、というか、ほとんどの場合書かれていません。

・「はらだいこを覚えたカビゴン」禁止というローカルルールが採用されていたことがあります。
 大雑把に分けると、2011年頃以前はほとんどが(明示的でなくても)「禁止」を前提としていました。
 2012~2013年頃は過渡期で、
 http://island.geocities.jp/majinjima/others/kanipai2/index.html
 (↑象徴的なのがこの大会、三日間で太鼓カビあり・なしを交互に行っている)
 2014(ざっくり)以降、現在までは、ほとんどが(明示的でなくても)「太鼓カビを禁止しない」を前提としています。

思いつく限りでは以上。

ローカルルールの妥当性等については、ここでは議論しません。

■・・・とはいえ、
「細かいこと言わずに人口が増えればいいじゃん!」という意見もあるでしょう。
僕もとてもそう思います(切実に)。
ジム城の対戦界は長い間、実働人口せいぜい20人弱くらいでした。
総対戦数は週当たり平均20~30試合程度?で、非常につつましく行われてきました。
金銀VCをさわって対戦してみたひとのほんの一部でも、なにかの手違いで城での対戦に定着してくれちゃったりなんかしたら、これほど有難いことはありません。
まずは軽い気持ちで9月までのお試しにでも、ジム城に是非お越しください。
常連一同大歓迎です。
そして手違いでブックマークとかしてください。
一緒に対戦しましょう。