stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

2014年以降の重要キャラまとめ

2014年前半あたりを最後に、「あやほろ」での対戦環境雑感は更新されなくなった。
(というより、後述の年数を見るとコンスタントに出ていたのがむしろ特殊な時期だったといえる)
その後の約5年で対戦環境にどのような変化が見られたのか、型や構築などで振り返ってみたい。
なお、さらに前の時代に関しては、セキエイジムやゴールドさんのサイトが参考になると思う(VC勢向け)。

<2013までの流れ>
対戦環境雑感 〜2012年2月版 (あやほろ、2012.2)
対戦環境雑感 〜2012年9月版 (あやほろ、2012.9)
対戦環境雑感 〜2013年3月版 (あやほろ、2013.3)
パーティ構築事情雑感 〜2013年末版〜 (あやほろ、2014.1)
ニンテンドウカップ2000 キャラランク考察 @2014 6月 (れれれブログ、2014.6)

2013年末までの環境としては、最後に貼った記事の中の一文
「爆破速攻TAに勝てないPTは、結局のところ環境で生き残れない」
これが非常に大きい。
※当時の爆破速攻TAというのはコレ

<KPの変化>
データとしてはこちら、軽い考察としてはこちら参照。

<型の開発・発掘・進展>
ここからが今日の本題。

カビゴン@残飯 のしかかり鈍い何か自爆 重要度:★★★
マリオパーティに採用されていた型でもあるが、
マルマイン+健太ガラ サンダー昆布 ケンタロスセット
等々の派手なコンボと比べると、当初の注目度は低かった。
その後ポニョモーダルバンギを中心として研究が進んで、あわよくば12交換が可能なポテンシャルの高い爆弾としての地位が確立した。

<55カビゴン@残飯 捨て身鈍いねむねご 重要度:★★★
マリオパーティの対策が進む→草ポケやカビパの研究が進む→カビパに強い55カビとして台頭し、地位を確立。
通常の攻撃的なパーティとは次元が違う硬さを持ちながらガラガラや追い打ちポケモン等の決定力を自然と採用できるため、パーティとして図太い強さを持つ。
遅いキャラがエースであることもあってどうしても致命的な穴が残ることが多く、最近は大増殖したミルタンクへの対応に苦慮しているが、受けながら決定力を出せる構築コンセプトとしては最強の一角であり、今でも無視することはできない。

<55ミルタンク@リボン 恩返し鈍い何かミルク飲み 重要度:★★★
サンダータンクWAに55鈍いタンクが採用されてから研究が進んだ。
太鼓カビ、鈍いカビ、55フーディン、55めざ虫ガラ、遺伝子ケンタロス、(爆パンなら)バンギラスなど、
サンダーの他には特殊ポケが苦手とするエースにことごとく強い。
最初は特定の構築にはまるWAくらいのつもりだったが、タイマン性能の高さ、埋めにくい役割(ケンタロスヘラクロスなど)を攻撃的に埋められること、何より55カビパ全般に対して選出単位で強く出やすいことが非常に便利で、あらゆる構築に二枚目のエースとして入るようになった。

<ナッシー@黄金 サイキネ宿木眠り粉大爆発 重要度:★★★
しばらくフシギバナの陰に隠れがちなキャラだったが、ポニョ系列を発端として爆破ナッシーがブレイクした。
ナッシーの経緯に関してはこちらを参照。
次以降のキャラを見ても、もともと最強キャラだったカビゴンを抜くと環境への影響はこの4体の中でもずば抜けているかもしれない。

<55バンギラス@奇跡 爆パン何か何か何か(全て攻撃技) 重要度★★
ナッシーや低レベルカビゴン、さらにパルシェンを手軽に対策しながらカビゴンやサンダーなどの一線級エースに圧力をかけられる。
2012年頃まではサイクルに参加しまくる残飯が主流だったと思うが、いつの頃からか奇跡がメジャーになった。
ナッシーの眠り粉やカビののしかかりを受けやすいキャラでもあり、実際速度的にもマッチしている感がある。

カビゴン@爪 のしかかり鈍い何か自爆 重要度★★
ライコウバンギWA等でyasuさんが開発。
のしかかりの急所&麻痺&爪発動(&相手の技外し)といった、ワンチャン×沢山によって総合的に優位を取るという独創的な考え方で色々なところを誤魔化したりあわよくば2タテする裏エースとして働くこともあり、ローコストな鈍い自爆カビゴンとして評価が高い。

<バナ梨リキ 目覚めるパワー虫 重要度★★
ナッシーが強すぎるため、ガラガラ以外にもナッシーと役割関係があるキャラのめざ虫所持率が劇的に上がった。
もともと定番だったガラめざ虫はもちろん、カイリキーのような高火力物理のめざ虫はわんおーさんの爆破速攻TAなどでも既出である。
ナッシーと役割関係を持ちやすい属性として、フシギバナやナッシー自身もめざ虫を持つようになった。

<55ライコウ@残飯 10万リフ何か何か 重要度★★
通常ライコウが苦手とする物理ポケモンにも高いタイマン性能を発揮できる。
構築としてまとめるときは、状態異常やカビゴンへの対処がなかなか大変であるが、もともと昆布や寝言などの強力な拓があったライコウに、タイマンで勝てる範囲が全然違う型が加わったというのは大きい。

<55サンダー@残飯 雷めざ氷威張る何か 重要度★
威張るサンダーの性能(他の型と比べた独自の利点)や、採用された際の意義を振り返ったとき、身代わりは実はそこまで必要が無いため、浮いた枠で何か別のことを出来る可能性があることがわかった。
吹き飛ばし→硬いサンダー受けや身代わりポケモンを壊滅させられる。
電磁波→後続のサポートやサンダーミラー対策ができる。
身代わりを除くと、今のところこの2強だと思う。
※既存の型のチューニングにすぎないところがあるので、重要度は低め。

ムウマゲンガー@あやぴか、電磁砲、守る 重要度★
こちら参照。

ブラッキー@薄荷 追い打ち毒甘える眠る 重要度★
太鼓カビの影響で市民権がないと思われていたブラッキーだが、パルシェンナッシー対策、(寝ない)自爆カビ対策などで、古典的ではあるが比較的寝言や黒眼バトンの影に隠れていたこの型が現在ではブラキの筆頭候補になっている。→カビガラブラシステム

<55ゲンガー@奇跡 シャドボ10万冷パン爆パン 重要度★
ポニョ〜セキチクで使われてた頃が最初で最後の最大風速だった感はあるが、この頃にいろいろと研究されて無視できない存在になった。
この型以外でもメロみがなどは細々とではあるが使われており、今でも油断すると55ゲンガーに大穴が空いている・・・ということは多い。