stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

鰻のタレを醤油から作った(五年半ぶりのGBAキャラランク更新)

令和元年版GBAシングルキャラランク(くどオフ環境) - stoicのポケモンGBAメモ帳(二)
直近でGBA後期シングル(ラティ無し)のキャラランク記事を書いたのが五年半ほど前のことになるのだが、そこから動かして更新しようとしても間が空いてる間にいろんなことが起きすぎており、全然直観に合わなくてうまくいかない感じだったので、いったん過去の蓄積は破棄し、統計的力技によってキャラランクを再構築することにした。

超実戦的GBAキャラランク 202504版

S+
S
A
B
C
D

作り方

2024/01から2025/03までのKP、勝敗がわかっている大会で行われた335試合についてまず
・各キャラの使用率(U)
・各キャラの勝率(W)
を集計し、U×W×Wが大きい順にソートした。階級分けは適当。
つまり第二回蒲田オフで見せたデータのアップデート版である。
U(使用率)や、U×W(使用率×勝率)でソートするのも試し、自分の直観的感覚と一番合うのがU×W×Wだったので、今回はこちらを採用した。
要するに、KP低めでも勝ってるキャラを重視する重みづけをかけていることになる。

参考:過去のランキングも作ってみた

同様の手順で、2015/08~2019/12の298試合、2020/01~2023/12の215試合についてもキャラランクを作成してみた。それぞれ第Ⅰ期、第Ⅱ期とし、2024/01~2025/03は第Ⅲ期として比較を行ってみた。

第Ⅰ期:2015/08~2019/12実施の大会

2015/08 第1回くどオフ
2017/03 第3回くどオフ
2017/08 第4回くどオフ
2018/03 第5回くどオフ
2018/09 第6回くどオフ
2019/10 第8回くどオフ
・・・・・・累計298試合
<時代背景>
・第2回くどオフはブログに勝敗記録が見つからなかった。
・第7回くどオフは「上位制限ルール」で実施された。
・裏を返すとそれほどに、「カビグロスサンダーゲンガーラティ」に寄っていた環境。

第Ⅱ期:2020/01~2023/12実施の大会

2022/09 第9回くどオフ
2023/08 オンライン対戦会1
2023/09 やすくにオフ
2023/10 オンライン対戦会2
2023/12 アダキンオフ2
・・・・・・累計215試合
<時代背景>
・新型コロナ禍によりオフ会の頻度が減少した。
・『ポケモンエメラルドシングルバトル考察本』が発行された。
・コロシアム乱数調整の研究が進み、ライコウスイクンの理想個体が普及した。
Youtubeチャンネル開設者が増えた。
エミュレータでオンライン対戦が行われるようになった。

第Ⅲ期:2024/01~2025/03実施の大会

※今回のキャラランクはこれ
2024/04 オンライン対戦会3
2024/09 第三回関西エメラルドオフ
2024/10 トクサネオフ
2024/12 第10回くどオフ
2024/12 関東エメラルドオフ
2024/12 mmm杯
2025/03 越後ポケモンフェスタ エメラルドオフ
・・・・・・累計335試合
<時代背景>
・新型コロナ禍が終息してオフ会が再び活発になった。
・くどオフ以外のオフ会がすごく増えた。
・「まがったスプーン」ラティオス/アス、チイラ持ちプテラなど、"教科書になかった型"が普及した。
JAAポケモンフェスタ2003などのルールでも大会が開催されている。

第Ⅰ期と第Ⅱ期のランキング

第Ⅰ期

S+
S
A
B
C
D

第Ⅱ期

S+
S
A
B
C
D

現在上位27キャラのⅠ→Ⅱ→Ⅲ期の順位推移と雑感

※使用率と勝率は第Ⅲ期のもの。

S+:環境の大前提
カビゴン(2→1→1):使用率83.73% 勝率51.87%

意外にもずっとトップってわけではなかった。
現在はコイツが抜けて最強という評価をしている。
型は無限。

メタグロス(1→6→2):使用率58.06% 勝率48.33%

第Ⅰ期は意外にも(?)カビゴンをおさえて一位。
現在はカビゴンメタグロスの間には明確な格の違いがあると考えているが、便宜上最上段に並べた。
技は3つほぼ固定で技1個と持ち物と配分だけで生き抜いている。

S:ここまでのキャラで組めば無難に強い
サンダー(3→8→3)使用率49.70% 勝率49.25%

ライコウスイクンやラティに居場所を一瞬取られた(?)がすぐ帰ってきた。
金属音もバトンも電磁波もいばみがも全部強い。現時点では電磁波吠える型を割と多く見る印象。

ラティオス(5→16→4)使用率45.22% 勝率49.17%

かなり浮き沈みが激しいのは、ライコウと相互互換性があるためだろう。
去年後半に控え目プンキネが爆増し、現在落ち着きつつあるが、こういう型は採用率が落ち着いて読みにくくなってからが本番だと思う。
ある種「わかりやすい使い方」としては確立された感がある。

ゲンガー(4→4→5)使用率35.22% 勝率55.51%

安定した位置だが、たぶん型が時代によって全然違う。

ソーナンス(7→10→6)使用率36.72% 勝率52.44%

選出制限ルールのせいで単純に議論するのが少し危険なキャラだが、着実に存在感を増してきた印象はある。
第Ⅱ期はナンス必須そうな環境だが、ランキング的にはむしろ少し落ちていたのが意外だった。

スイクン(8→5→7)使用率34.78% 勝率49.79%

コロシアム乱数調整の普及によって性能アップしているが、さほど影響を受けず常に安定した位置。
これはめざパや最速がほぼ必須なライコウとの違いが出ている。
実戦的には役目が似てる連中とのミラーに弱かったりして、まあこんくらいかな、という位置。

A:弱点も多いが実戦的には気にならないくらいの強キャラ陣
ヘラクロス(10→2→8)使用率25.97% 勝率50.57%

コロシアム乱数調整の開拓による影響を一番受けたのがこいつ。
ライコウスイクンが強くなると、こいつらに直接強くて、一貫を切られにくくなるヘラクロスが強くなる。
コイツが強いこと自体がプンキネの起爆剤なわけだが、単発で殴るだけではサイクル中の鉢巻ぶっぱやこらきしヘラに逆襲されかねないので、結局対策必須なポケモン

ラグラージ(9→9→9)使用率24.93% 勝率49.70%

全く順位が変わらなかった安定感がすごいやつ。
現在の印象としてはいろんな人がいろんな型を使ってくるなという印象がある。

バシャーモ(21→13→10)使用率10.0% 勝率71.64%

この間、一番躍進したと思われるポケモン
採用できるパーティコンセプトは狭めで型も変わらず、使用率は決して高くないが、パーティ自体の洗練が続いており、非常に高い勝率(第Ⅲ期で71%強)を誇る。
バシャーモ入りパーティへの対応策はもう少し言語化していきたい。

ハガネール(20→15→11)使用率13.28% 勝率55.06%

電気ポケの多様化や常に研鑚を続けている(?)電磁波身代わり戦術を追うようにじわじわ上がり続けている。
火力不足をよく言われがちだが個人的には身代わりを吠えるで消しながら爆破もできるところは評価している。

ライコウ(26→3→12)使用率13.58% 勝率52.75%

コロシアム乱数調整の開拓で超強化。
ただ「積もったから使ってみた」では説明しにくい実戦値(勝率)の高さがある。
使用率がだいぶ落ち着いた第Ⅲ期でもきっちり勝ち越している。
これよりランクが上の特殊ポケで勝ち越しているのは、特殊ポケとは一概に言い難いゲンガーのみ。

B:パワー不足気味だが痒い所に手が届く
プテラ(31→20→13)使用率11.94% 勝率56.25%

バシャーモに匹敵するくらいの躍進をしているポケモン
パーティ全体の出発点にせざるを得ない鉢巻や残飯型とは一線を画す低コストであるチイラ型の普及で一気に採用しやすくなった。

ギャラドス(14→22→14)使用率12.09% 勝率55.56%

割と安定しているが型は変化していそうなキャラ。
個人的にはめっちゃ硬くした電磁波持ちが注目株かな。

ラティアス(13→11→15)使用率11.64% 勝率52.56%

ラティオスの研究が進んでいる傍らで要所要所で使われているようになっている印象がある。
とくにCSスプーンはなんというかラティアスの殻を破った感じがあり高評価している。

ボーマンダ(18→7→16)使用率16.72% 勝率41.07%

ヘラクロス超増加の恩恵と、ラティの増減の影響ももろに受けている感じの動き。

レジアイス(17→17→17)使用率13.28% 勝率44.94%

全く順位が変わらなかった安定感がすごいやつ②。
伸びしろがないとも言う(?)

C:かなりピーキーな性能の連中
ハピナス(6→12→18)使用率10.15% 勝率50.00%

時代が進むにつれ特殊受けがカビゴンに集約されつつあり、そのあおりを食っている雰囲気を感じる。
地味にコロシアム乱数調整の影響でいうと弱体化していそうなポケモンスイクン対策にコストを割かれ、ヘラに激弱)。

サンダース(12→14→19)使用率10.45% 勝率48.57%

ライコウ"解禁"や、別の麻痺撒き役の登場などで居場所が減り続けている。
プテラとの同速ゲーができる!とかカムラめざ岩ニョロボン抜ける!とかで名前が挙がるのが少々物悲しい。

サマヨール(16→29→20)使用率5.37% 勝率63.89%

ヘラクロス時代に使われないのは納得できる(ライコウヘラスイの全員に勝てない)。
個人的評価はもう少し高い位置に置きたいところだが、攻撃性能低いしこんなもんか。

ジュカイン(27→23→21)使用率8.36% 勝率44.64%

まぁだいたいこのへんだよな、という位置をウロウロ

ニョロボン(39→36→22)使用率4.93% 勝率54.55%

ニョロボンパの研究のおかげでだいぶ良い位置まできた。
構築段階で穴を減らすなら意識したいポケモン筆頭。

D:超ピーキーだったり器用貧乏だったりするやつら
ヘルガー(29→18→23)使用率5.22% 勝率51.43%

まあだいたいこのへんだよな、という位置をウロウロ

エアームド(15→19→24)使用率7.16% 勝率43.75%

カビグロスの型とか踏まえて、今後もうちょい復活してほしいキャラ。

ファイヤー(43→25→25)使用率3.88% 勝率50.00%

「積もったので使ってみた」キャラ筆頭。

マルマイン(35→27→26)使用率2.39% 勝率62.50%

130族の上を取れる意義はプテラの評価アップとともに強くなってきている。

レジロック(25→21→27)使用率5.97% 勝率37.50%

もう少し上かなと思っていたが案外低い位置にとどまった印象。
どの時代でも負け越していて器用貧乏感を如実に感じる。

Special Thanks

・KPと勝敗を記録してくれていた各オフ・対戦会運営陣の皆様
・エギナさん →まとめ記事
【2022年9月~2025年】GBA後期シングル大会 全使用構築・KPまとめ - エギナノート

おまけ:第Ⅲ期のデータ。