これ、個人的に革命的なアイデアなのでいきなり記事にすることにしよう。
サマヨールは、対物理ほとんどに対して有利を取れるとか、鬼火持ちだとか、カビ完封だとかゲンガー受けだとか特殊もまあまあ硬いとかいろいろと強力なＧＢＡ屈指の便利屋である。
いままでサマヨで割と使われてた型というと
・影球or投げ封印鬼火眠る＠カゴラム
・・・カビ受け、ゲンガー受け、影球の場合は☆受け重視の受け身な型、とはいえ鬼火撒きとＰＰ枯らしが可能
あるいは
・影球呪い痛み鬼火？＠オボン
・・・短期的な削りサポート性能を重視。ＧＢＡの呪いはターン終了時にダメージがちゃんとあるんで、みがわりに効かない以外は割と強い。振りまくるとメガホ３耐えもする。眠る持ちの呪い型もあったはず
この二択という感じだったんだけど、
影球投げ鬼火眠る＠爪
この型が、とくにカゴラムが余ってないけどちゃんと眠るでフシギバナとか受けたい構築なんかに有用っぽい。
調整はまあ普通に防御特化からミロ☆の波乗り３耐え位すればいいと思う（爪で狂うので要らないかもしれないけど、ヤタピ雷確定耐えというメリットもあるラインなので悪くない）
この構成のメリットは主に二点。
サマヨにしては珍しく、突破性能の観点でいいところが多い。
①どんな相手にも（みがわり破壊→）先制鬼火or投げのワンチャンが生まれる
これによって、ある程度アグレッシブにみがわりポケの対策ができる。
まあ爪レジアイスと似たような運用で、こちらは物理ポケのみがわりにより強いと言ったところか。
また、既存のサマヨが基本的に完封されがちなノイクンに対してもワンチャンが生まれるのはとても大きいかもしれない。
②サマヨより早い（ほとんどのキャラ）ＨＰ２００以下の素眠りを崩せる
そもそもこの構成でカゴ持ちというサマヨも、一応存在していた。
ただ、一応全員に等倍を出せる（＋投げが効かない相手には影球でヤミラミ以外抜群を取れる）組み合わせとはいえ、影球は火力いまいちだし、投げは絶対急所を引かないしで、基本的に回復技もちを絶対突破できない型だった（弱点をつける☆くらいならかろうじて倒せるレベルの弱さ）。
また、爪がなくても眠る封印で眠る持ちをつぶすことは一応可能だったものの、とくに最近主流のシャドボ封印（☆対策、シャドボカビのワンチャン封じ、ゲンガー封じができる）はエアームドをはじめとする若干硬いだけの眠る持ちには絶対勝てないし、だいたいシャドボだけだとギャラのみがわりが割れないとかいろいろ不便な点があった。
しかし、爪を持つと、突破性能の理論値が変わってくる。
たとえば残飯無しエアームドなら、
エアームドチェンジ(or眠る） サマヨ投げ
エアぐうぐう サマヨ投げ
エアぐうぐう サマヨ投げ
サマヨ投げ（爪発動）
当たり前だが、この流れで潰すことができる。
※封印サマヨの場合も一応
エアチェンジ サマヨ投げ
エアぐうぐう サマヨ封印
エアぐうぐう サマヨ投げ
サマヨ投げ エア吠える →次サイクルでチェンジに投げを重ねればおｋ、で突破可能。
また、菱を撒いておくと
１撒き→ＨＰ227
２撒き→ＨＰ240
３撒き→ＨＰ266
これ以下のＨＰの眠る持ちなら、
誰かチェンジ（菱） サマヨ投げ
誰か寝てる サマヨ投げ
誰か寝てる サマヨ投げ
サマヨ投げ（爪）
こんな感じで理論上はスイクンくらいまで突破可能である。
※ちなみに、爪がないとサマヨより速い眠る持ちを菱＋投げで崩せるのは１菱：171以下、２菱：180以下、３菱：200以下 となる。
追記：ただしこの流れは一回爪発動に失敗すると、次のリカバリーに眠る２サイクルくらい必要になるのでかなり微妙な勝ち筋であることは記しておく。
投げ封印でいいじゃーんと思うかもしれないが、影球と単体でのエアームド突破力を両立できるのはこの型だけである（たぶん）。
追記：
デメリットについてちゃんと書いてないことに後で気づいたので、箇条書きでまとめておく。
・催眠耐性が無い
カゴもちサマヨールの場合、フシギバナやガッサの催眠をカゴでかわすことができるが、爪の場合はその一回の保険がないので、宿木＋ヘド爆で突破される率は当然若干高めになる。
ただ、先述のとおり催眠＋やどみがしか攻撃手段がないような相手に対しては爪のおかげでむしろ強い。
・爪持ちの眠るであること
眠るターンが狂うことによる欠点は多々ありそう。
健太の地震、ミロ☆の波乗りなどは長期的には３耐えに振るだけでは受けれない。
(と思ったら、健太の地震はそもそも特化しても乱数三発であった）
一応、プレッシャー持ちなので試行回数が強制的に少なめなのがせめてもの救いか
・カビ受けが一枚で安定するわけではない
鬼火眠る封印と比べると、即座に潰すことはできない。
が、とりあえず、鈍い眠るカビについて考えると、
特殊カビ→放射持ちであっても別に寝てれば余裕で受かる。
地震カビ、シャドボカビ→全然受からないが、エアームドで流せる
エアームドとサマヨを同時に突破できるカビは鈍いか眠るを持っていない。
眠るなしに関しては基本的に鬼火をかけることで流すことができ、
鈍い無しの場合はよくわからないが（、地割れカビに対する勝率は変わらず、影球も鬼火をかけると余裕で受け切ることができる。
太鼓カビとか鉢巻シャドボカビとかにかんしては、そもそも封印サマヨでも受けられないので略。
こんなかんじでまあ、カビに対して「サマヨ一枚でおｋ」とは決して言えないものの、取り巻きと力を合わせれば十分やっていける範囲だと思う。
「眠る持ちサマヨなら完封できるやつを受けたい！ノーマル無効欲しいし！でもカゴラム足りない！」
（受け重視構築使いあるある）
といった悩みを一定の水準で解決できる型であるような気がする。
さあ、みんなも爪鬼火でガラガラをわからせよう！！（えー
