stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

爪の有効性について、とくに爪サンダーについて

爪というアイテムは多分歴代の中でGBAが最強である。
なぜならGBAでは身代わり連打を主軸とした強い型が色々あるからだ。
ただ金銀の爪投げハピみたいな、突破力としてはそこまででもない、と思う。
GBAでの爪について思うところをまとめてみた。

・爪の良いところ
1.身代わり連打に対して本体に攻撃を当てる。
2.カムラ発動したり竜舞を積んだ相手に対して先手を取る。
3.自分より早い相手を突然の先制攻撃で崩す。

とりあえず3はあまりにも幅が広すぎるため、1,2に関してどんなキャラが使うのかという観点から、どんなキャラにとって爪が有用なのかを考えてみたい。

●爪で対策しうるキャラ
1.身代わり連打系
やどみがをする草タイプ。
フシギバナ、ルンパッパ、ジュカインワタッコあたり。
みがわり連打からがむしゃら、カムラ発動、起死回生じたばた、バトン等を狙うやつ。
バシャーモヘラクロスギャラドスラグラージジュカイン(、マッスグマ)、サンダース、テッカニン
まもみがプレッシャーをするキャラ。
スイクンライコウ、ファイヤー(、サンダー)。

2.S積み系
素カムラを持つやつ。
ヘラクロスなど。
竜舞持ち。
ギャラドスボーマンダ

●爪持ちの候補たちと、対策範囲
※上記キャラに対しての滅茶苦茶詳しい優劣関係なんかは書かないことにします。大変なので。
レジアイス
サンプル:生意気爪レジアイス@冷凍10万電磁波大爆発
電磁波や大爆発など爪と相性の良い技を持てるという単純な相乗効果に加えて、
草タイプとボーマンダには冷凍、ギャラドススイクンには10万という打点を持つところが爪の本領である身代わり等の対策に噛み合う。
ただし格闘弱点のため(?)、身代わり持ちの格闘に対してはただの運ゲーになってしまうのが微妙なところか。

サマヨール
サンプル:穏やか爪サマヨールナイトヘッド鬼火眠る寝言
どちらかというとナイトヘッドでの突破力が全面に出るキャラ。
爪持ちとしては、寝言まで持つことでとにかくフシギバナに滅茶苦茶強く出られるという点がポイント。
他、バシャーモに関してはプレッシャーで文字を切らすとか、身代わり残飯系に対して爪鬼火の恐怖を与えることができる。
ただし205スイクンには、タイマンから基本的にド起点にされてしまう。
また、基本は眠る持ちで運用されるので受けターン数が狂って安定感がなくなるというアンチシナジーな麺もある。

メタグロス
サンプル:勇敢爪メタグロス@コメパン地震かみなりパンチ大爆発
耐性が豊富なので、相手の攻撃を沢山耐えつつ爪発動の機会を伺いやすい。
攻撃範囲もコメパン地震で基本的に広く、いざとなったら爪爆破に賭けることも可能。

ハガネール
サンプル:腕白爪ハガネール地震大爆発雪崩吠える
基本は吠えるで身代わり対策もできる。
1残しされた時に爪爆破とか爪地震とかで色々詰まないようにできる。
爪持ちの中では珍しく(?)、ちゃんとノイコウ対策になるキャラ。スイクンにはまるで勝てない。

・サンダー
サンプル:雷めざ草ドリ口電磁波
大トリに持って来たのはこれについて書きたかったがゆえのモチベーション維持の為である。
下手すると爪と最も相性が良いのはサンダーかも知れない。
というのは先に書いた対策対象を見ればわかることだが、ドリクチ・めざ草・雷といったオーソドックスな攻撃範囲で軒並み致命傷を与えることが可能だからである。
しかも爪電磁波の恐怖まで与えることができる。
冷静に考えればやどみがは草がやるし、みがきしは格闘がやるので、爪持ちが飛行技連打すればいつか飛行技が本体に直撃して倒せるのだ。
あと瞑想スイクンとかみがじたギャラなんかにも刺さったりする。
というわけで、爪サンダーも中々理にかなった爪の使い方だと思う。

●爪持ちに関する一般論
爪が発動した瞬間に対象に勝てる(倒せる)、状態異常を入れられる(身代わり持ちは基本状態異常耐性を身代わりに頼っている為)のが望ましい。
レジアイスなら前者が多彩な攻撃範囲+爆破、後者が電磁波。
サマヨールなら後者に鬼火、
メタグロスなら前者に攻撃技、
ハガネールなら前者に攻撃技、後者に(擬似的だが)吠える。
サンダーなら前者に多彩な攻撃技、後者が電磁波。

まとめとして、爪レジアイスも強いと思うが、爪サンダーも同等くらいに爪との相性が良くて、実際強いんじゃないかと思った。