stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

じしん・かみなり・との・ぐどら (うまいこと言った感)

カバドリ
バンギガブ
トノグドラ
ラティハッサム
ユキトド
キュウコンクレセ
ボルトガッサ
・・・など、BWには特定の相性の良いコンビネーションを指す略称が多数あるが、今回はその中でもとくにコンビネーションの結びつきが強そうな2つを組み合わせてまともな構築を組むことができないかを模索してみた。
POレートは1100ちょっとで落ち着いている。

ニョロトノ@ボタン 熱湯 毒 アンコ 滅び
キングドラ@ラム  滝登り 逆鱗 竜舞 みがわり
カイリュー@スカーフ 流星群 暴風 雷 神速
カバルドン@ゴツメ 地震 なまける ステロ 欠伸
ドリュウズ@襷   地震 雪崩 燕返し 剣
ナットレイ@カゴ  種ガン ジャイロ 鈍い 眠る

上3体は一部で有名なmizunoさんの雨パのほぼコピーであって、彼はあの構築をかれこれ一年以上くらい使い続けているので僕が解説をするのもおこがましい感じである。
しかし、実際に使ってみると奇襲性能や命中の安定性、詰み回避の可能な追加効果などいろいろな要素が詰め込まれていて、個人的にはトノグドラを入れた組み合わせの中でも最も使いやすいと思った。

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ニョロトノ:191-*-111-111-143-103
      パクリ配分。オス眼鏡流星群を耐えて準速ラッキー抜いて残り物理耐久
mizunoさん考案?の脱出ボタントノ。初手においてもいいし控えにおいてもいい。ボタンおよび犠牲チェンジでたいていの場合2回以上雨エースを無償降臨させることができるので、サポートのニョロトノとしてはずば抜けて使い勝手がいいと思う。
熱湯での事故狙いや毒での対ヤドラン(物理グドラが勝てない)、滅びでの最終盤の詰めに使えたりといろいろ器用に動ける。
また、ボタン+アンコールのおかげで蝶舞ウルガなどの複数積みからのグドラを含めた全抜きなんかを抑制することができる。
ウルガ舞トノチェンジ、トノアンコ選択で殴られたらグドラ出す、積んだらアンコ決まる)
が、回復手段がないので過労死してしまうことはわりと多い。
カイリューが必中技持ちなので、もしかすると滅びを抜いて守るとか入れたほうがいいかも。

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キングドラ:151-161-116-*-116-137
      ASぶっぱ。
竜舞ラムグドラ。眼鏡と比べて命中率の安定感やドラゴン技の性能が上(ただしデメリットもある)だったり、一部キャラを起点として全抜きを狙いやすかったり、ラムみがわり持ちによって事故を防げたりする。フシギバナやガッサなんかの起点にも比較的なりにくい。
ただし眼鏡よりも激しくナットレイで止まる。眼鏡グドラはなんだかんだ雨ポンプ3発でナットレイを押せる関係で後出しを許さない局面も多そうだが、物理グドラは殴るだけで反動が来るわ下手すると鈍い積みの起点にされるわでいろいろと大変なので、その辺を考慮して残りのメンバーを組み立てていく必要がある。

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カイリュー:167-155-116-151-108-145
      無邪気でCSぶっぱ。
      一応神速を持ったのと対格闘をしたかったのでD下降。
      スカーフ流星群くらいは耐える。
初手に出して有利対面なら流星群、微妙だったらトノチェンジからボタンチェンジで必中の暴風連打ーみたいな使い方が基本。
初手でカイリューが出てきた場合、相手は竜舞無償積み+マルスケ残しみたいなパターンを恐れて無理やりなぐろうとしてくることがしばしばあるが、そこで想定外の速度から流星群をぶち込むことができる。
また、雨スカーフ暴風がわりと壊れ性能で、ドラゴンを流せるキャラがナットハッサムラティみたいに飛行等倍のキャラしかいない相手の場合、雨を降らせて暴風連打だけで勝てることが割と多い。
竜舞逆鱗を耐えてまもみがで乗り切ってやろうみたいな考えのグライオンにも後出しを許さない。
ドラゴンタイプが拘ると基本的に相手のドラゴン+鋼に対して嫌な二択を常に背負うことになるのだが、スカーフ暴風カイリューはその点を解決しているのが非常に偉い。
雷はスイクンブルンゲルなどに対して打つことになる。
最後の1枠はわりと適当である。神速はパルに対して弱めだから入れてみたが一回も打ったことがない(((
キュウコン対策の地震とかアリかもしれない。

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ところでなぜ雨パにカバドリを採用したのかと聞かれるとテーマだったから((と答えるしかないのですが、論理的には
トノグドラ←ボルトロスバシャーモナットレイなど←カバドリ
カバドリ←受けループなどグライエア絡みとか砂ミラーとか←トノグドラ
みたいなパーティレベルでの相性補完性能があるということにしておきます。
カバドリを両方選出しないと全然使えねーみたいな事態を気休め程度にでも防ぐために、カバルドンにはある程度の役割を持たせ、ドリュウズは襷+最速でタイマン性能(抜き性能ではない)を高めています。

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カバルドン:215-132-171-*-107-46
      帯ボルトロスのめざ氷を二耐えする程度
      残り物理耐久、最遅。
カバドリトノグドラと決まっている時点で物理に強めなやつがカバルドンしかいないのと、天候貼り換え+スカガブが滅茶苦茶につらい(グドラが抜き殺される)ことが予想されたので、カバルドンはゴツメ怠けるで対物理性能を重視することにした。一般にゴツメカバは吠える持ちが多いと思うのだが、この構築は積みポケがわりと多かったりしたので全抜きの布石として欠伸を入れておいた。
ボルトロスに強いというのはカバドリ+トノグドラの一つの利点であるので、ボルトロスに対してある程度粘れるくらいに特殊耐久に振っている。
ゴツメ怠けるは後攻で動かすことによって真価を発揮すると思った(相手がゴツメ反動で死んだ場合に後攻ならば回復を一回打てる)ので、素早さは最遅にした。
副産物として最遅蜻蛉ハッサムの欠伸ループ脱出防止および最遅ノオーとの天候合戦に勝てたりする。

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ドリュウズ:186-187-80-*-85-154
      ASぶっぱ。
エースというよりは掃除役のつもりで、最低一回の行動が保障される襷持ち。カバドリミラーやノオー入り以外で襷が腐ることはあまりない。
ガッサをぶっ殺すのとちょい残し飛行タイプへの安定打を確保するために燕返しを採用しているが、最近のガッサはマッハパンチとかいう凶器を振りかざしてくることが割と多い。だからこそ一撃で殺せる燕が活きるともいえる。

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ナットレイ:181-124-160-*-165-22
      パクリ配分。
      鈍い一回のジャイロボールでガッサ一発、通常ジャイロでガブ2発
      通常時テラキオンのインファ耐え、ラティオスの珠めざ炎耐え
雨ミラーや対ノオーを無理やり引き受けたり、キノガッサを考えての鈍い眠る型である。
パワーウィップではなくタネマシンガンなのはグライオントドゼルガをぶち殺すためであるが、鈍い合戦になったときに急所を引く確率が段違いに高かったりするのが地味にうれしかったりもした。
ナットレイとボタントノの相性が良く、たとえば初手ノオーナットが対面した場合に、こちらはニョロトノにチェンジすることで天候を奪いつつ、めざ炎を受けてボタン発動からのカイリューチェンジ(あるいはナットに戻す)や、補助技アンコを狙っていったりすることができる。
雨下での鈍いナットレイの硬さはわりと異常であり、上の計算を見るとわかるように珠めざ炎ラティにはタイマンで勝てるし、炎の牙グライオン程度の火力であれば逆に鈍いを積む起点とすることができる。この構築における3枚目の雨エースと言っても過言ではないかもしれない。

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この構築はめざ炎持ちのユキノオーやキュウコドレディア構築、地震ギロチングライなどがきつい。
パーティ解説というより読書感想文のような文章になってしまった。