stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

カビヘルヘラ

大会のカビエアライコウで残飯持ちカビの硬さにはまったので、調子に乗って別コンセプトものを組んでみる。
今回の相方は鬼火持ちを狩るのが得意なヘルガーで、狩り性能と噛み合う鉢巻ヘラを入れるところまですんなり決まった。

カビゴン 免疫 慎重 恩返し カウンター 鈍い 残飯
ヘルガー 貰い火 臆病 大文字 追い討ち めざ氷 鬼火 オボン
ヘラクロス 根性 意地っ張り メガホーン 岩雪崩 のしかかり 瓦割 鉢巻
エアームド 頑丈 腕白 ドリ口 吠える 眠る カゴ
ゲンガー 浮遊 無邪気 サイキネ 鬼火 身代わり 気合パンチ
ミロカロス 不思議な鱗 図太い 波乗り こご風 あやぴか 自己再生 ラム


残飯持ちで眠るを持たないカビゴンは、考えて振れば実践上ほぼ困らないほどの特殊流し性能を発揮でき、技枠に一つ余裕ができることで対物理性能を上げたり役割破壊を満載したりすることができる。
しかし、鬼火持ちを受けることができないとか、免疫が確定することで炎ポケに対しても隙が発生してしまう。
前回はライコウと特殊受けを分担することでそのリスクをカバーしたわけだが、今回は炎技と鬼火持ちに強いヘルガーを組み合わせた。
※調整の「○○耐え」は割といい加減です

カビゴン:256-140-94-76-166-55
防御面
176グロスのコメパン2耐え
ヤタピサンダーの雷2耐え
攻撃面
無振りサンダーなどを高乱数2発
腕白HDエアームドを雷で高乱数3発(57~68/172)
雷でH振りスイクンのみがわりを確定破壊
その他
HPは16n、素早さは無振りソーナンス抜き抜き=冷静バクーダ抜き
特殊流し。前回とは相方がライコウヘルガーと変化したので、その辺を考えて微妙に構成が変わっている。サイドンに対して恩返し打ち逃げというゴミのような攻撃手段しか持たない(カウンターは剣ロクブラに勝てない)が、ヘラスイエアあたりがサイドンにめっぽう強いので、あまり問題はない。取り巻きの対物理性能が主にリフスイのおかげで急激に上昇したので、防御を削って対ナンス性能を重視した。

恩返し:前回は吠えるライコウと組んだのでノイクンノイコウをほぼ切ったのしかかり持ちにできたのだが、今回相方となるヘルガーは元来もろくてその辺は任せられないので、仕方なく採用。
雷:しかしカビゴンは麻痺を撒くことによって真価を発揮するキャラであると考えているので、サブ攻撃技で麻痺撒きをする。地面ポケやダースのいる構築に対して打ちにくいが、スイクンのみがわりを確定で(のろいを積まずに)割れたり、ギャラドスミロカロスソーナンスあたりをプギャることができたり、のしかかりでは麻痺が入らなかったゲンガーなんかにも大文字以上に強い。
鈍いカウンター:対物理決定力。これがあるおかげで炎技を抜くことができる。

ヘルガー:152-*-70-159-102-161
こちら参照。
今回のカビの相方。
追い討ち:この技によって、低い耐久を補って余りあるサイクル破壊性能を発揮する。ゲンガーやサマヨールなどのカビ対策、逃げようとするちょい残しエアームド、カビで受からないサーナイトなどを狩る。
大文字:グロスヘラネールレアコ釘付け等色々と便利。この技のおかげで実は控えめサンダーにタイマンで勝てる。
めざ氷:タイマン限定だが意地っ張りマンダやグライガーといったカビヘラ流しに致命傷を与えることができる。
鬼火:序盤にとりあえず打っとくと色々おいしい。
カビヘラとヘルガーを組み合わせるなんて割と誰でも知ってるような話なので、相手のゲンガーの選出率はかなり低くなることに注意したい。つまり、高い確率でゲンガーじゃないほうの対ヘラが出てくるわけであるからそこを意識する。鬼火+大文字+めざ氷をはっきりと受けることができるのは大体がカビハピなどの特殊受けやミロスイラグあたりで、その手の連中はカビヘラの起点となりやすい。そういう面からも相性が良い。

ヘラクロス:167-192-96-*-130-113
耐久
36振りスイクン(無振りマンダ冷凍で一発)の波乗りを高乱数3耐え
鉢巻グロスの捨身、ガラガラの捨身を高乱数耐え
火力:だいたい特化
ヘルガーがゲンガーマンダグライエアなどなどの一般的なヘラ受けに強いので、槍として鉢巻ヘラを採用した。
だいたい普通の寝言ヘラである。使ってみるとわかるがヘラというのはヘラ流しを激しく呼ぶことで相手の選出を縛り、いざとなったら選出して器用なやつを上から叩き潰す、という使い方をするので、ヘルガーと組んでるとはいえ選出率は高くない。

ゲンガー:137-94-101-151-86-178
最速、無振りヘルガー一発、残り物理耐久
ここまでで、相手のヘラに対して後出しできるやつがいないのと、マタドガスや素早さに振ったフシギバナに弱め。また、ヘラクロスが対特殊としてある程度使えるもののサンダーに対しては全然強くないというわけでこれらの要件を満たすことのできるみがわりゲンガーを採用した。最近構築に必ず入ってる気がするけど気にしない。
いろんな方面に負担をかけることが可能な鬼火、同族やドガスバナヘラを殴れるサイコを採用した。両方を無効化してくるヘルガーに対してみがわり越しの逆転を狙える気合いパンチ。
持ち物はメガホ避けの率が高くなる粉。

エアームド:171-101-209-*-91-93
無補正ヌケニン抜き、残り物理耐久
カビゴンでも全然タイマンは貼れるのだが、一応後出しからのギャラドス対策+鉢巻マンダやメガホ流し、バナ受け、格闘ごまかしの二枚目であり、時には自身が菱吼えるによって決定力となる。
こいつがサマヨを受けると意外にどうにかなる試合もそれなりにある。

ミロカロス:202-*-143-121-146-102
最速サイドン抜き、HP全振り残り防御
こご風でH振りマンダだいたい二発
最後に決まった水枠。スイクンとかなり悩んだが、ヘラにとっての壁となるボーマンダに対しての性能を考えると、鉢巻捨て身以外全対応できる(スイクンは素眠りでめざ飛を受けられない)ミロカロスのほうが適していると考えた。あやぴかの理論値も高くて、単純に1/2の確率で後続をカビハピなどの前に無償降臨できるので、特にカビヘラの繰り出し回数を稼ぐのに有用。
こご風は一度使ってみたかった技。後出しフシギバナに打って無理やり混乱させたり、耐久振りマンダにも(命中を許容すれば)冷凍と同じ攻撃回数で倒せる。
ただし冷凍の凍結狙いはできなくなるので注意。


全体に防御面は非常に甘い構築である
カビゴンに眠るがない
エアームドが残飯持ってない
・ゲンガーも自分で体力を削りに行く系
これらを踏まえるとこの構築が辛いのは、
10万持ちサーナイト
ダグトリオ+サーナイト
レアコイル+ヘラクロス
瞑想吠えるスイクン
相手のエアームド
このあたりだろうか。結構穴は多いと思うが、ヘラクロスの火力のおかげで詰み相性とまでは行かないと思う。