意外といままでまとめて書いたことが無かった話であることに気づいた。
金銀と違って最上位キャラじゃないんだけど、性能としては絶妙なものを持っている。
●ガラガラの弱さと強さ
・耐久面
まず、努力値システムの問題がある。もともとアホみたいに低かった素早さの基本値がさらに低いことに加えて、HBD全振りすることでかろうじてギリギリのラインを保っていた耐久面は、全体的な火力増加＋システム変更によって、「一回動ければ御の字」というくらいのしょぼいものになってしまった。
ある程度考えて振ることで、メタグロスの鉢巻コメパンだとかヘラクロスの鉢巻メガホとかいったバカ火力の攻撃を一発は耐えることができる。また、特殊技についても同様で、ミロカロスあたりの無振り波乗り、サンダーの抜群めざパ（頑張れはヤタピ発動後も）あたりは耐えるように振れる。
・火力面
火力面も、ガラガラ（A実数値最大290）に匹敵する、あるいはそれを超える火力は、拘り鉢巻によって大安売りされるようになってしまった。
ただし、逆に言うと「拘らなくても拘りキャラと同等の火力を出せる」というのはGBAにおいて大きな個性になりうる。一般的に言って、GBAでは拘り技が最強の火力と認識されていることが多くて、耐性による物理受けは金銀なんかよりも重視されがちだからである。極端な例かもしれないが、たとえばハガネール＋浮いてるキャラ で鉢巻サイドンの対策は可能だが、ガラガラの対策はしづらい（岩雪崩固定とか出来ないので）。
・周囲の環境
以上のような自分自身の弱体化に加えて、鬼火の登場、特性「浮遊」の登場、リフレクタースイクンやラグラージ、ミロカロスなどといった全体的な水ポケの強化によって、GBAではせいぜい上位50キャラくらいに入るだろうかといった具合。
一方で、ガラガラが役割を持てる場面は多少増加している。その一つ目は純電気の出世で、サンダースやライコウなどは金銀と比べてかなり強化されて出番も多いため、そこに後出ししての活躍が期待できる。しかもこいつらは身代わりを振り回した戦術（身代わりバトンとかノイコウとか）をけっこう駆使したりするので、ガラガラ専用技のホネブーメランがものすごく刺さったりする。
もうひとつ大きいのは岩耐性。金銀ほどではないがものすごく強いカビゴンに対して圧倒的に強いサイドンのような岩タイプに対して耐性を確保できるというのが偉い。
カビパはサイドンパに弱く（カビ起点の鉢巻サイドンが受け不可能のため）、電気にも弱い（カビの相性補完で入るキャラである水飛行お化けが全部弱い）という経験則があるが、これを一体で埋めるキャラとして面白いんじゃないかと思う。
また、サイドンは当然として、メタグロスやヘラクロス、ギャラドス、ボーマンダなど、タイマンで（あるいは後出しに対して）勝てる物理の強キャラが地味にけっこう多い。
ガラガラの特徴をまとめると、
・得意なのは電気と物理ポケ
・苦手なのは水ポケと鬼火持ち
・通常先手は取れない
・目の前の相手に対して最適な攻撃を出来る
・相手の攻撃を一発は耐えるが、二発は耐えない
こんな感じだろうか。
こうして考え、
ホネブーメラン・岩雪崩・剣舞
までは確定として（エア崩すのが他の構成だと大変だが、剣あるとタイマンで勝てたりもする）、残りはヘラを殺せる飛行技が結局強いのかもしれない。グライガーあたりを重視するなら捨て身でもいいが。
ちなみにpoeさんの使ってるようなねむねごガラもすごく面白いと思う。一般的なフシギバナ受けつつ身代わり貫通できるのは滅茶苦茶偉い。
●良さそうな相方
・超耐久電磁波サンダー
配分はしゃわさんの記事参照。
このサンダーの特徴として、カビゴン以外の物理ポケに割と強く、流しに来るカビゴン、純電気、ハピナスあたりに電磁波が入る。物理ポケが突っ張ってきても電磁波が入る。
また、鬼火持ちのヘルガーなどに対して２回動ける。
カビゴンハピナスはひとまず置いておき、他について考えると、「物理ポケor純電気のうち片方に麻痺が入る」ことになる。たとえばガラガラはサンダースのめざ氷とヘラの鉢巻メガホのうち、両方は耐えないが片方は耐える。で、両方のキャラをブーメランとつばめがえしでワンキルできるので、無傷で場に出せれば「片方が麻痺したヘラダース」はガラガラで２タテが可能というわけだ。
もう一つこのサンダーが偉いところとして対鬼火持ち性能がある。
・サマヨール、マタドガスをかなりな回数受けられる。
・ヘルガーの文字やサーナイトのサイキネ、ゲンガーの冷パンを２耐えして返しの電磁波や１０万（雷でも良い）を打てる。
ガラガラがヘラとのタイマンには勝てるので、技構成は電磁波眠るで構わないと思う。ラグラージがガラガラにとっては厳しい相手だからめざ草も確定かな。
続けて、超耐久サンダー＋剣ガラガラの入ったパーティ記事を書きます。
