stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

寝言使いについて

寝言使いについて↓の記事書いてて思ったんだけど、寝言はまあ当然ながら状態異常対策として有効なわけだけどそのデメリットについてはあまり書かれたことがないのでつれづれに書いとこうと思う。
あ、「攻撃範囲が狭まる」と言うのはある意味当然っちゃ当然なのであまり書いてないです
寝言の対策できる範囲としてはまあ当然ながら
・催眠技
・麻痺技
・毒(一応やけど)
このへんがあるわけだけど、それぞれについて見てみよう

■対催眠技
催眠技によるぐうぐう状態に重ねて寝言を打つというのが現実的には結構難しい。
ぐうぐう状態は継続ターンがランダムであるため。
ナッシーのサイコキネシス!(とか)
カビゴンはめをさました!カビゴンのねごと!しかしry
こういう状況は誰しもが経験あると思う。
しかも催眠使いとしてナッシーとかフシギバナとかかなり宿木をあわせて総合的に高火力なキャラが催眠技を打ち込んでくるため、↑のような寝言ミスは致命的になることが結構多い。
・じゃあどう対策すんの?
ナッシーなら残飯55カビ水準の耐久を持ってる奴が寝言と併用してなんとか安心できるレベルだろう。
フシギバナであれば、寝言サンダーなんかでも良い。
あるいはスイクンのように先制でとりあえず致命傷に近いダメージを与えられるキャラ。
逆にカビゴンなんかは後攻になってしまうため単体の催眠対策としては安定感が薄いというかほとんど信頼出来ないと思う。
☆ただし、草ポケ二枚受けの一角として寝言がいると、カビゴンであれなんであれ非常に安心感がある。
こんなかんじで催眠キャラを受けるのがそもそもとても難しいので、
身代わりサンダー(バナ完封)とか
奇跡持ち炎タイプやカイリュー(バナ梨を問答無用で倒せる)
とかに対する評価は最近高い。

■麻痺技
麻痺によるデメリットは素早さの大幅な低下と、ランダムな行動不能
これについて前者は寝言状態で解消できるとして、行動のランダム性については麻痺状態と寝言状態で大差無い。
また、そもそも麻痺技を絡めた戦術は「麻痺ポケを寝言状態に持ち込ませない」ということを考えてることが多くて、思うように寝言状態に入れないことも結構多い。
なので実際の所麻痺を苦としないキャラで麻痺状態前提で闘うのが結局良いのではないかと思う。
これに該当するのが(レベル問わず)残飯鈍いカビである。というかカビ全般。
あるいは、素早さ低下がミラーマッチにおいて痛い55カビであれば、捨て身反動を利用して寝言状態に入るか。

■毒
寝言によってダメージを受けにくくなり、倒されなくなるという点である意味毒という状態異常に対して眠る寝言は最大のキラーになるわけだが、寝言の採用、寝言状態に入ることによってそもそも攻撃性能が低下するので、「毒によって倒れることがなくなる」以外はある意味トントンかも知れない。
ちなみに寝言持ちの「自発的な眠り状態において隙を減らす」という性能を議論するときも毒対策に近い所がある。
「相手を素眠りに追い込む」というのが毒の要点であるため。
そうすると毒と催眠は意外と近い状態異常かもしれない(論理の飛躍)

■それでも寝言の優位性はあるのか
ディスってばかりだったが催眠技の項で書いた
「二枚受けをよりがっちりさせる」
といった部分を活かすならば寝言は非常に有効に働くと思う。
てことは、全体が攻撃的なパーティに寝言を入れるとハンパな状態異常対策に枠を割くことになって逆効果、全体が受け思考なパーティに寝言を入れると受けの安定感が非常に増して良相性といったことが言えるかもしれない。
で今の環境としては受け環境というより攻め重視の環境というのは疑う余地はないと思うので、寝言よりかはガンガン攻め込んだほうが催眠等の対策としては良く、状態異常を使う側もそれ前提で猛攻をガッチリ受け止めつつ異常をばら撒くのが良い。
とすると多分今は毒>麻痺 って感じかもしれず、「爆破速攻に毒甘えるブラキが刺さる」なんて話もしっかりうなずけるわけである。