stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

伝説ありオールドラフト5〜8周目 ピック時の思考と総括

伝説ありオールドラフト、5〜8周目。前回の続き。
〜〜〜〜五週目〜〜〜〜
<構築と結果:2位(3すくみ)>
55カポエラー@残飯 飛び膝マッパ鈍いめざ虫
50ベロリンガ@薄荷 のし地震雷眠る
50アリアドス@黄金 ヘド爆めざ虫サイキネ高速移動
50サナギラス@爪 地震雪崩めざ虫音
50ウツドン@奇跡 ギガドレヘド爆痺れ粉アンコ
50デルビル@粉 文字砕く追い打ち守る 1FFF攻撃0
カポエラー
圧倒的に数値が高い。このへんまで来ると全体の種族値が下がるため、合計種族値の影響が大きくなる。
・・・が、さすがに技範囲が狭いデメリットが大きかった感じがする。ゴーリキーのほうが良さそうだ。
ベロリンガ
同上。また、技威力の影響や、めざパによるHP減少も響いてくるようになるため、こういう広範囲キャラは普段より強い。チョンチーに惨殺された。
アリアドス
同上。サイキネやギガドレなど、めざパに頼らずに広範囲技を持てるのが偉い。一応ゴーリキー対策(かなり怪しい)&格闘受けミラーに強めという意義もある。
型としてはバトンするより自分で殴るのが強そうだったので、対蟹専用の高速移動セミフルとした(めざ虫で55ケーシィ一撃、ヘド爆でポポッコ一撃)。
黄金で55ゴーリキーのめざ飛を乱数で2耐えする予定だったが、発動しなかった(机)。
サナギラス
ヤミカラスとかトゲチックが面倒だった。
ウツドン
格闘受けを握っておくのと、鋼がほぼ売り切れたことで毒+草の通りがめっちゃ良いんじゃないかと思った。
この考えは六週目以降も変わらずであるが、気付いたらウツドンクサイハナマダツボミナゾノクサ全部取って全部ギガドレヘド爆で使ってた。
デルビル:
明らかにサポメンに炎が刺さる編成になるであろう対蟹。ゴースが確実にデルビルを爆破で間接破壊してくるので、守る持ち。
<評>
見返してみると全体的に遅いキャラでまとまりすぎた感があり、チョンチーカメールなどの運ゲーに上から押しつぶされてしまった。
対アウオオ:チョンチーいい加減にしろ
対べきお:サナギラスの乱数が良かったのと、ウツドンが超強かった。
対蟹:ゴースの爆破を守れたのが気持ちよかった。
対マシュ:カメールにはアンコールの後ヘド爆を打ったほうがよかった気がする。

〜〜〜〜六週目〜〜〜〜
<構築と結果:1位>
55ブビィ@奇跡 大文字・雷パンチ・クロチョ・あやぴか
50クサイハナ@薄荷 ギガドレ・ヘド爆・痺れ粉・リフ
50ニョロモ@残飯 波乗り・身代わり・威張る・メロメロ 1FFF 攻撃0
50コイル@粉 10万・めざ氷・電磁波・身代わり BDFF 攻撃0
50サイホーン@黄金 地震・雪崩・電磁砲・身代わり
55パウワウ@麻痺直し 波乗り・冷凍・滅び・アンコ 9FFF 攻撃0
ブビィ:
高数値、素早い、めざパ非依存の技範囲の広さ、いざとなったらあやぴか運ゲーも可能。
初代ポケでないこと以外は非の打ちどころがない強いキャラ。エース運用でスピアーにも勝てる。
クサイハナ
高数値、サポート性能の高さ、草+毒という攻撃範囲の広さ。で、ブビィが苦手な水とかディグダに強い。
このへんまでくるとゲームバランスとしてかなり短期戦になるので、宿木が無いことがあまり気にならなくなってくる。
ニョロモ
ブビィに先制できる水ポケなので、取っておくと構築が楽。
また、初代ポケなので技の選択肢が広い・・・程度の考えだったが、
マシュが高速ポケを独占したせいで他の人の全キャラに50で先制できるようになったため、低レベル決定力要員とした。
ドラフト中盤以降においてメロメロが強いのはキュウコンで書いたとおり。
ここまでくると純♀すらほとんどいないためすさまじい一貫性を持つようになる。
物理技がないキャラ(♀ポケ)には威張るが通る。
コイル:
火力が高い。初代。
唯一の鋼タイプ(ブビィを取っているので自分で使いやすい)で、ここまでちょっと苦手なスリープ対策にもなれる。
四倍弱点持ちだが、全部HPでわかるので問題なし。
変なめざパは相手の数値≒汎用性が下がるため、自分で使うよりも相手に使わせて汎用性低下を押し付けたほうがよい。
サイホーン
火力、数値、ノーマル耐性、初代。四倍弱点ry。確か素早さ表を見ていて有用そうだなと思った記憶がある。
黄金は、たしかニドリーナの冷凍とかで発動する。
パウワウ
基本的にエースはブビィを出すつもりだったがアウオオマシュに関しては比較的出しにくいため、別のエースを立てることを考えた。
とすると全体的に水の一貫性が高かったためパウワウ。水受けを消耗させてからニョロモで抜いたりできそう。
55で使ったのはアウオオパの多く(とくにスリープや55ヒメグマ)を抜けるようになるため。副産物として55ヤンヤンマのギガドレを3耐えするらしい。
滅びやアンコなど、ニョロモへの有用サポート&変な分身対策も可能。
<評>
やりたいことがほぼ完璧に実行出来た。
対べきお:コイルが鬼のように活躍した。
対蟹:ブビィ&ニョロモのエース二体選出で蹂躙。ヤドンの素早さは100ですよ?(半ギレ)
対アウオオ:想定通りパウワウニョロモで圧殺。ニョロモ運はちょっと良かったが、パウワウが痺れまくったのでトントンだろう
対マシュ:唯一ニョロモ出すつもりなかったが、編成的にエース以外にニョロモが同速以上だったので選出。終盤ギガドレを食らわないようにニョロモで立ち回るところで脳汁が出た。

〜〜〜〜七週目〜〜〜〜
<構築と結果:同率1位(3すくみ)>
55ムチュール@奇跡 サイキネ・冷凍・こご風・めざ草 AEFF 攻撃0
50ゼニガメ@残飯 ハイドロ・のしかかり・リフ・黒い霧
50イーブイ@粉 捨て身・めざ草・リフ・身代わり EEFF
55トサキント@薄荷 恩返し・鈍い・波乗り・眠る
50アーボ@黄金 ヘド爆・地震・ギガドレ・蛇睨み
50ナゾノクサ@麻痺 ヘド爆・ギガドレ・眠り粉・リフ
ムチュール
前回1位を取ったので、ピック位置を最初に指定できた。ということでまずはムチュール
七週目のキャラプールでは、剣舞を覚えて滅茶苦茶早い(コイキングコラッタの次に素早い)メノクラゲが強そう、また化石コンビの種族値が高い・・・などが注目されていたが、僕はムチュールが強いと思った。
理由としては、メイン技が2つあって非常に止めづらくて素早いこと。
これによりタイマン性能がかなり高い。
取った時点で、エース運用のこご風(55コラッタをこご風+冷凍で殺せる)&めざ草持ち(化石をワンパンできる)のフルアタまでは決めていた。
他にすることが無いとも言う。
ゼニガメ
蟹とべきおはムチュールガン刺さりなので一旦放置、主にアウオオマシュを見ながらムチュールに強くてなおかつ種族値高め、技範囲広めのキャラを握ることを考えた。
とすると、物理耐久(対コラッタオニスズメ)とある程度の火力があってムチュールに勝てるゼニガメイーブイトサキントから少なくとも2体は押さえたい。
このへんを押さえておけば、ムチュールに強めな炎タイプを取られたとしても問題になりにくい。
ということでまずはゼニガメ。手があるキャラなのでトサキントより範囲が広い。
後になってトサキントも取れたので、こいつはサポート運用とした。黒い霧はコンボ、剣舞対策。
イーブイ
同上でイーブイ。むしろこっちが本命か。
ムチュールは実はエースメノクラゲに勝てないのだが、そこに(たしか)50でも勝ちうる貴重なキャラ。
草4倍の岩タイプが三人に分散したため、汎用役割破壊としてめざ草持ち。55を恐れられていたようだが、50でも充分早いし活躍できそうだと思った。
早いエースの裏なので、イーブイコラッタなどは低レベル捨て身で爆弾みたいに使うのでも機能する。
トサキント
↑で候補としていたトサキントが余ってたので有難くいただく。
ゼニガメと被るので、補助技が少なくて火力と素早さが高いこっちをエース運用とした。鈍い恩返しでメノクラゲに勝てる。
アーボ:
これも低レベルでメノクラゲに勝てるキャラ。
そこそこ素早く、地震ギガドレなど、めざパ非依存で攻撃範囲が広いのも偉い。
地震で対電気の威圧も兼ねる。型はメノクラゲのハイドロを乱数で2耐えする黄金持ち。
ナゾノクサ
構築を見渡した時に対水、対電気(ムチュールが戦えるとはいえ、返しの電気技や、マリルの光の壁などで結構な被害を受ける可能性が高い)がちょっと厳しい。
→堅さと火力を両立してるこいつ。役割対象がほぼ金銀ポケで身代わりの心配は不要のため、草技はギガドレとした。
<評>
※蟹の反則がなかったら単独一位だった。まぁそうなると蟹対アウオオの凍結が無くなって色々違ってくるだろう。
あまり目立ったことはしていないが、やはりエースムチュールは安心感があった。
対アウオオ:10万麻痺は机。
対べきお:前座で頑張って最終的にムチュールを通す予定だったが、前座が頑張りすぎた。
対マシュ:予定通り(?)トサキントアーボでメノクラゲを破壊。水二枚選出なのでヒノアラシも問題なし
対蟹:予定通りムチュールを通す流れ。編成的にエース以外ムチュールで余裕で、エースを2枚で見れるので、対処しやすかった。

〜〜〜〜八週目〜〜〜〜
<構築と結果:1位>
50マダツボミ@黄金 ギガドレ・ヘド爆・めざ超・アンコ FCFF
55ポッポ@奇跡 捨て身・リフ・吹き飛ばし・眠る
50ソーナンス@残飯 カウンター・ミラコ・神秘・道連れ 1FFF 攻撃0
50コイキング@王者の印 竜の怒り・じたばた・体当たり・跳ねる
50バルキー@無し 飛び膝・めざ超・泥かけ・泥棒 FCFF
50キャタピー@爪 たいあたり・いとをはく
マダツボミ
この週はクラブが超強いが、さすがに初手で取られたので、仕方なくこいつ。
最初は55奇跡のタネめざ草で、強引にクラブを一撃で殺そうと思っていたが、あとあとポッポが取れたので考え直した。
草技は身代わりを壊せる葉っぱの選択肢もあるが、ここまでの傾向からアウオオが身代わりクラブを使う可能性は(葉っぱの外れ率より)低く、使われてもめざパで壊せる。
・・・ということで、ギガドレ採用。毒ポケモンが多いのでめざ超でにらんでおく。とにかく攻撃範囲は重要。
ポッポ:
このプール実質最速キャラかつ、かなり高火力なキャラ(一致捨て身のおかげ)、なおかつ技範囲が広い初代ポケ。
さらにマダツボミ対策でもあるということで、1秒でこいつ。
型としてはリフ飛ばしで確実に立ち回りつつ捨て身一本を通していく感じとした。まぁ妥当なとこだろう
ソーナンス
このプールにおける合計種族値最高かつ最硬キャラ。耐久力は圧倒的で、2位以下を物理特殊ともに倍近く引き離している。
この周回は間違いなく超短期戦になるため、浮いた残飯をこいつに回して、マシュマロン亜空間の55残飯ソーナンスみたいな運用が50レベルで現実的に可能。
さらにキャラプールの半分くらい(たしか)には素早さで勝っているため、かなり強い。
用途としては
「相手にソーナンス対策を強制させ、汎用性を下げさせる(4倍弱点のあるコイルやサイホーンに近い採用理由)」
「遅いキャラガン受け」「アンノーン受け」。
あとこれは副産物だが、蟹が明らかにソーナンスをピックしたそうな編成を作っていたので、潰しておいた。
コイキング
このプール最速キャラ。高速竜の怒り&王者の印でスカーフガブリアスみたいなことが出来る!
・・・とか思ったが、さすがにここはマグマッグを取っておくべきだった。
マダツボミ対策潰しもできるし、コイキングを他人に取らせとけばソーナンスの出汁にもできる。
しかも218と違ってレベルが50~55なので普通に竜の怒りが弱いのだった・・・
バルキー
実質的にヒマナッツバルキーの2拓だったが、バルキーのほうがノーマルに勝てる分まだマシな性能なのでこちら。
キャタピー
ソーナンスのために素早さサポートがほしいと思っていたところ、丁度糸をはく持ちのこいつが目についたのでピック(迫真)。
ほぼ選出する気なし。
<評>
対アウオオ:ポッポの身代わり等の威圧感のおかげでニドランにカウンター打たせなかったのが良かったらしい。
対蟹:想定通り。ズバットを急所ワンキルしたが、よっぽど避けられない限りポッポでさくっと潰し切れただろう。
対べきお:トゲピーがめっちゃ堅くてびびったが、かわりにソーナンスが活躍してくれた。ワニノコの型が事前に割れてて助かった。

<ドラフト中盤〜終盤のコツまとめ>
種族値は正義。
・潰しゲーなので素早さも重要。
・めざパに頼らずに攻撃範囲を維持できるやつは強い。
・メロメロが強い。
・役割破壊技は汎用技になるよう意識し、可能ならピック段階から想定する。(ピジョットの週とムチュールの週はこれが成功した)
・ただし、これらすべてに優先するレベルで種族値(というか、火力や耐久など実質的な数値)は正義なので、本末転倒にならないよう注意。
・数値を把握するために、ゲーたくから種族値一覧引っ張ってきて、3周目あたりから耐久値ランキングや火力ランキングを作っていた。