stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

いばみがサンダーパについての考察

考察というか、知ってるいばみが構築を見回して、なんとなくまとめっぽいものをつくったら、それっぽい記事になった。
かなり長文で、割と当たり前のようなことばかり、おさらいのつもりで書いてみました。

0.いばみがサンダーについて
55サンダー@残飯 雷or10万めざ氷威張る身代わり
格闘とか一部ゴーストとか飛行とか水とかに出す。
そして、高火力技やいばみがでガンガン圧力をかけていくタイプのサンダー。

非常に突破力が高く、ワンチャン残せるところも優秀なので、
「これから組んだパーティが最強ではないか」
と思って組んだりするひともいるようだ。
ちなみに、自分の場合結果論ではあるが、自分で組んだ中で個人的最強パーティはいばみがサンダーパである。

メイン技はどちらにもメリット、デメリットがあり、悩ましいところ。

0−1.雷
・身代わりスターミーに不利になる。
・50カビ、バンギなどを3発で倒せるので、結果的にいばみがのリスクが下がる(らしい)
・麻痺率がけっこう高いため、純電気、ハピを一人で崩しうる。

0−2.10万
・身代わりスターミーに打てる。
・命中率が高いため、確実に削って行きたい時や、長期戦で有利。
(菱などと絡めて相手の回復PP切れもより狙いやすい)
・3発で倒せない相手がけっこういる(50カビなど)。
・同様に、2発で倒せない相手もけっこういて、一部受け対象を押しきれない場合がある。

1.既存の構築
知ってる限りで一覧にしてみる。抜けてるところがあったら教えて下さい。

文鳥さん:サンダー健太WA
サンダー、カビゴンパルシェンフシギバナブラッキーケンタロス
※リンク先から、ナッシーが変わっている

・ゴールドさん:サンダー健太WA
サンダー、カビゴンマルマイン、ナッシー、ガラガラ、ケンタロス

・かにさん:サンダー健太WA
サンダー、カビゴンマルマインパルシェン、ガラガラ、ケンタロス

・べっきー:サンダーフーディンWAのひとつ
サンダー、カビゴンパルシェン、カイリキー、ムウマフーディン

・僕:サンダーナッシーWA
サンダー、カビゴンパルシェン、ゲンガー、ハガネール、ナッシー

・れれれのれさん:サンダーポリ2WA
サンダー、カビゴンパルシェンムウマフーディン、ポリゴン2


2.既存の構築から見えてくる基本的な構造
2−1.クソカビの重要性、必要性
上には型は書いてないが、ここに挙げた構築のカビゴンはすべてがクソカビ型で採用されている。
実際、自分が使っていてもクソカビとサンダーの相性はなかなか良く、選出率は8割を超えてると思う。
(ここまで極端なのは自分の構築の特徴からかもしれないができたら後述)
クソカビをいばみがサンダーと組ませるメリットとしては以下のようなものがある。

・状態異常受けができる。
・あやみが☆受けができる。
・電気、ハピ受け、バンギ誤魔化し、サンダーミラーの対策などが可能。
カビゴンに対して圧力が大きい。
エアームドムウマ、ゲンガーなど、特殊耐久が紙なキャラをいろいろ呼べる。
・クソカビにとっても、いばみがサンダーが相手の行動率を下げることが有益なサポートになる。

2−2.サンダーの直接的なサポート役
とくに、リフ撒き菱パルシェン、壁マルマインが該当する。
どちらも、爆破速攻への対策とサンダーのサポートをすることが可能なキャラである。
リフパルシェンは言わずもがなで、いばみがでもタイマン不利(な気がする)な壁ガラを後出しで倒せる。
マルマインパルシェンの共通項として、遺伝子健太の攻撃を耐えたり先制したりできて、サンダーが抜かれる率を下げることができる。
サンダーへのサポートという観点で見ると、
マルマインは爆破によって電気受けを一枚減らしたり、2枚壁によって身代わりの耐久を上げることができる。
パルシェンは撒き菱によってサンダー受けの消耗を早めたり、リフだけではあるが身代わりサポートになりうる。

その他、あくまでサポートという捉え方の2キャラだが、役割(?)的にはかなり違っていて、
マルマインを採用すると、あやみが☆、中レベゲンガー、純電気などに強くなる。
パルシェンを採用すると、ガラガラ、ハガネールなどの地面タイプに強くなる。
パルシェンのサブ技としては、イノムーや炎タイプに大ダメージの入る波乗りの率が高い。

かにさんの構築のように、マインパル自体の相性の良さ(爆破爆破健太のサポート性能)を考慮して、両方入れるのもアリ。

ここまでの2体〜3体は、ほとんど確定と言っても過言ではないだろう。
少なくとも今までの枠組みの中では。
ここから先は、新しいものを追求したり古いものを振り返ったりといった、カンタンに創意工夫をできるところだとおもう。
もちろん、クソカビやリフパル、壁マインなどを抜きで考えても面白いだろう。
個人的には、毒甘える寝言ブラッキーあたりは面白いんじゃないかと思っているが、まだよくわからない。
このあとは、構築を並べてみていて思いついた枠組みにそって紹介していく。

2−3.コンボやお化けへの対策
とくに滅びの歌持ちのムウマに対するある程度真面目な対策は、なんだかんだ言ってほぼ全部の構築に入っているようだ。
ガラガラ(+マルマイン
ブラッキー
ハガネール
フーディン
ムウマ
(めざ霊カイリキー)
などが該当する。
じっさい、クソカビといばみがサンダーが相性がいいため、電磁砲ムウマとかゲンガーには悩むことがけっこうある。
これらのキャラがその他にどんな役目を持っているかについては、色々と個性豊かである。
しいて大別するとすれば、
・低レベ(ないしWA)の全抜き筋として:マルマイン+ガラガラやフーディン、リキー
・高レベノーマルや爆破速攻、カビゴン誤魔化し〜受け:ブラッキーハガネールムウマなど
と言った感じになるだろう。

2−4.「地味にこまる連中」および高レベカビへの対応策
一時期の「バンギパにはリザードンが刺さる」などと同様に、
「構築全体としてそいつが刺さったり、止まらなかったりする」
という連中がいくらか存在する。
サンダーパの場合は、すべて53〜55くらいの高レベルとして、
ライコウ、エレブー、バンギラスベトベトン、ゲンガー、フーディンリザードンカビゴン、ダースガラ、あやみが悪夢☆
などが該当する。55鈍いカビもなんだかんだこの枠組かな?
また、サンダーミラーや爆破速攻も意識したい人はいるようだ。

なお、ここで、
「どこからどこまでをサンダー+サポートで対応するか」
「どこからどこまでをサンダー使わずWAで対応するか」
という点については、かなり意見が割れるところである。
※自分としては、バンギ、ベトン、フー、イノムーリザードン、爆破速攻あたりは、サンダー込みで戦っていいかなと思う。

さて、このへんのキャラはそれぞれ全く性質が違っていたりするので確固とした対策をそれぞれに対して施すのは中々難しい。
「一体で対策する」というのもほぼ不可能に近く、更に言うならば、
「ここまでで開いてる枠に50キャラを2体入れればおk?」
かというと、全体が高レベの力強いキャラ揃いのため、そうはいかないかな・・・というのが本音である。
そこで、WAを立てたり、どこかを妥協したり、「相手の構築に刺さるなにか」を模索することになる。
さらに、☆やリザードンなど、「サンダーがタイプ上有利なはずなのになぜかこまる」というのもいるのが厄介である。

先人たちの構築をこの枠組みに当てはめ、ひとつずつ解説してみよう。

・55遺伝子ケンタロス
雷55ライコウや55フーディン、55カビ、55あやみが☆などには単体だと不利だが、その他にはおそらく有利をとれる。
現時点では、「構築レベルで刺さる」と言ってもいいだろう。
不利な相手への打開策としては、
マインパルなどで直接サポートをする
サンダー選出で戦える取り巻きを用意する(対フーディンカビにブラキなど)
の2パターンのようだ。

・ナッシー、フシギバナ、55ポリ2
純電気とか、ダースガラとか、高レベカビ、さらにあやみが☆
これらに対して「なんとなく強い」キャラ。たぶんイノムーにもギリギリ戦えなくもない。
・・フシギバナ
バンギにも強いし、めざ氷やれいとうパンチにもへこたれない。
が、ベトンとかフーディンとかにはかなり弱めである。文鳥さんの場合、そこはブラキとか健太で埋めているようだ。

・・ナッシー
共通要素としては上記の通りで、めざ草だとあやみが☆にかなり戦え、サイキネだとベトンゲンガーなどと戦える。
50ナッシーだと53ベトンに先制されたり高レベゲンガーに2発で倒されたりするので、高レベだとより安定する。
めざ草であってもバンギは苦しく、サイキネだとなおさらなので、サンダーあるいはナッシーじゃないWAや取り巻きで相手することになる。
そこを補完してるのはマインガラとかハガネールとか爆パンゲンガー(めっちゃ怪しい)とかそのへんかな。

・・55ポリ2
残飯がサンダーに回っちゃうのでちょっと怪しいところもあるが、タイマン性能はとても高い。
ガラガラのメイン技に関係なく冷凍で2発だったりするあたりはナッシーより優れてるし、サンダーとのタイマンでも役立つ。
ただ、バンギには滅茶苦茶に弱いとか、状態異常での事故が怖いとか、不安要素も色々ある。

・55フーディン
ライコウ、エレブー、ベトン、ゲンガー、リザードン、あやみが悪夢☆などに強め。
受けは安定しないやつもあるが、タイマンではけっこう圧力をかけることができる。
55フーディン相手は、れいとうパンチ打ち合おう(((( ※めざ悪フー面白いかも
バンギや高レベカビはどうにもならないため、これらに厚いキャラがもう一体は最低限ほしいところか。
(べっきーの構築にはそれ目的?っぽくカイリキーが入ってたりする)

ブラッキー
ほぼ必然的に50になるが、それでも55カビゴンの捨て身を2耐えし、甘えるでごまかせる耐久を持っている。
他には、それぞれ誤魔化しとか「受けるだけ」ではあるものの、
フーディンやゲンガー、ベトベトンバンギラスイノムーなどへのクッションになる。
甘えるを壁サポートのように利用できなくもない。

2−5.地面ポケの対策
ハガネールサイドンイノムー、ガラガラあたり。
サンダーで勝てなくもないが、カビゴンが起点にされたりする可能性を考えると、もうすこし厚くしておきたい。
結論だけ言うと、こいつらは既存のキャラのどれかで対策をとっているケースが多い。
パルシェン、ナッシー、フシギバナ、ガラガラ、ポリ2などである。

2−6.その他おもにノーマルタイプの対策
いまいちまとまった記述にできないが、その他、「出来たら対策があるといいなあ」というものがいくつかある。
鈍い吠えガルーラ
鈍い冷凍ポリ2
鈍い寝言orサブ技カビゴン
まるころタンク

タンク以外はどれもほとんど55前提でいいと思う。
このへんのキャラはサンダーで戦えなくもないがなんだかんだめんどくさい。
ので、個別に戦える奴がいると心強い。
もうまとめて書いてしまうが、
カイリキー、ブラッキームウマ、ゲンガー、ハガネール
あたりは、ここらへんに対してまで網を張った結果ととらえることもできるだろう。


3.考察
3−1.どの役目をどうかぶせるか
2章を6本立てで書けてしまったが、とくに2−4については1体で埋めることが不可能に近い。
構築全体としては、

・いばみがサンダー
・クソカビ
・サポート
・お化け対策
・厄介なエース対策
・地面対策
・高レベノーマル対策

計7個ある。したがって、どれかを掛け持ちさせたり、妥協(潰しができればおkとか)したりして、圧縮する。

ちなみに自分の構築に当てはめると、
・サンダー
・クソカビ
パルシェン:サポート、地面
ハガネール:お化け、厄介、ノーマル
・ゲンガー:サポート、ノーマル、厄介
・ナッシー:厄介、地面、ノーマル
といった感じである。

3−2.述べていなかった要素:複数戦を見据える
2−4にも密接に関わるが、「どう考えてもサンダーを出せないor出しづらい3体」というのが存在する。
いわゆる「釘付け」に近いものである。

たとえば、
51カビゴン@粉 のし爆パンねむねご
51スターミー@残飯 波乗り電磁波あやみが
53ガラガラ@骨 地震雪崩剣めざ飛

とか

55ケンタロス@遺伝子 破壊光線以下略
50カビゴン@残飯 てきとー
50マルマイン@奇跡

とか

55フーディン@奇跡 サイコ冷パンアンコ再生
50カビゴン@クソ
50サイドンp残飯 地震雪崩カウンター鈍い

とか。
詳しくはそろそろ眠いので述べないが、
こういう3体に対しては、理想的には「ある50キャラ1体によるキラー」を組み込みたい。
が、実際にはWAを立てて選出読みゲーにするとか、2枚で3体に強くするとか、そういったかんじの妥協策が増えるだろう。


3−3.面白そうなキャラ
最後に、
「もしかしたらサンダーパと噛み合うんじゃないか?」
と自分が思った(けど、上の例には入ってない)キャラをすこーしだけ列挙して終わることにする。

ブラッキー@何か 毒甘える眠る寝言
50or55ミルタンク@何か 恩返し爆パン鈍いミルク飲み
フォレトス@何か めざ虫鈍い撒き菱爆破
バンギラス@ピント 雪崩爆パンねむねご
リザードン@何か 文字太鼓地震光線or雪崩
ツボツボ
ガルーラ

などなど。

興味ある人は考えてみてください。


最後に
なんというかただ単にひとの構築を観察して思ったことを書いただけで終わってしまったけど、その他いろいろなところを参照したり意見交換したりしてみて、とりあえず自分のもってる情報やサンダーパの描像を全部取り込んだ記事を書いてみたくなりました。
なかなかの長文になりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。