stoicのポケモンGBAメモ帳(二)

ポケモン第二世代、第三世代について主に考察するブログ。

ゴチルリザ(ゴチルゼル入りエルフリザ)【ガラルダブルシリーズ2】

ガラルダブル交流会で使ったジュラルドン+エルフーンリザードンがなかなかいい感じだったのだが、バンドリキッスと両立してたのもあって構築が若干重かったので考え直し。
バンドリサマヨ+エビワラーを使っていたらよくわからないスランプになってしまい17000位あたりまで落ちてたのがすんなり140位までマークできたのでかなり強そうである。
二桁に乗せたいな~っとか思っていたが難しそうなので誰かやってください。

例の画像

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構築プロセス

三神エルフーンなどの「非ダイマ超火力ポケ」というコンセプトにキョダイリザードンの襷破壊、雑削り性能がマッチしてそうだなと考えた。


エルフーン@襷 追い風・日本晴れ・何か・何か
リザードン@ヨロギ 熱風・エアスラ・地震・何か
ジュラルドン@保険 流星群・ラスカ・悪波・何か
ゴチルゼル@何か 猫・何か・何か・何か

突然だがここまで確定とする。
エルフーンは普通の構成。余裕があれば晴れリザも狙う。
で、リザードンはヨロギ持ちが良いのではと思った。
キョダイゴクエンは序盤に撃ったほうが襷削りや調整崩しなどお得なわけだが、エルフーンリザードンを見て相手が晴れゴクエンを警戒しないはずがない。
それなら序盤の行動保証があったほうがよいなと。
珠や眼鏡も確かに強力だが、キョダイゴクエンの性質とはちょっと噛み合ってないような感じもする。
リザードンを出しにくいギャラ入りなどに強かったり、リザードンとあわせて対トリパ要員としても動かせるジュラルドンも確定。
三神エルフーン弱点保険ダイアークでトリル要員を破壊するというのがすごく合理的に思い、リザードン地震で保険起動を狙うことにした。ほぼ読まれない。
ゴチルゼルは三神エルフーンのオーロンゲ枠の極端版である。
エルフーン+中速ポケが速度負けしがちな相手のエルフーン入りに対し、かげふみでロックしつつ猫+何かで瞬殺していく流れを狙う。
超火力の一貫を切られないという点でもかげふみのロック性能は偉い。

残りを考える。
交流会で¥uTAさんが使っていたニンフィアin晴れパという形(グラゼルネに近い)をリスペクトしてキュウコンニンフィアで全体技ドーンみたいのを一瞬考えたのだが、さすがにそれだと相手の炎がヤバすぎるかなと思って一旦冷静になり、ウオノラゴン+ヒヒダルマとしてみた(冷静かそれ?)。


が、これだとウインディ+オーロンゲ+何か、みたいなのが相変わらずめんどい。
ウオノラゴンをミロカロスに差し替えたりしてみたが、ミロカロスは威嚇を受けないと火力が足りず、この構築に初手威嚇は出てこなくて微妙。
うーんと思いながら10000位あたりをウロウロしてたところ、鈍い眠るカビゴンという何気ないツイートを突然思い出した。


・鬼火に耐性がある
・トリルにも割と強い
・対デバフ系にゴチルゼルと絡めて積みやすい
・ねむカゴなら厚い脂肪で使えるので実質水ポケモン
TODまで狙える
回してみたらこれが大当たりで、いろいろと噛み合って強い。

個別解説

<悪戯心・臆病CS
エルフーン@襷 追い風・日本晴れ・エナボ・ムンフォ

リザと並べる際の追い風晴れは確定。
残りはリザの攻撃属性を補う形でエナボ+ムンフォ。
割と後発から出して襷使いながらエナボムンフォの打ち分けしたりという動きが多い。

<サンパワー・臆病CS
キョダイリザードン@ヨロギ 熱風・エアスラ・龍の波動・地震

地震以外は普通の攻撃範囲。
トリトドンよりはドラパルトのほうが重要だと思ったのでソラビ抜き。
地震でジュラルドンの保険起動をできるようにしておく。ほぼ読まれない。
ギャラドス地震(自分の攻撃技として普通に使える)ほどスマートではないが、まあいいだろう。
キョダイ時の火力計算をやっておくと良い。
サンパワー持ちのエースと思いきや序盤に超強い砂嵐をばら撒くサポート役である。
ヨロギはかなり発動して行動を1ターン延長してくれる。
ダイマを切らない際も(晴れ)熱風で普通にガンガン仕事してくれるのもよい。

<筋金入り・調整振り
ジュラルドン@弱点保険 龍星群・ラスカ・悪の波動・雷
構成は基本的に三神エルフーンのパクリである。
トゲキッスが入らずルチャブルが面倒なので、ダイサンダーの種を雷にした。
シード&保険発動状態でダイマルチャブルほぼ一撃。
命中安定技としてはラスカ、悪の波動もあるしあまり問題はない。
配分だがリンク先のものをパクりつつBDに4ずつ振るのが面倒だったのでHPを1上げた。

<影踏み・図太いHB
ゴチルゼル@残飯 サイドチェンジ・猫・サイキネ・トリル

採用理由の猫、一致技のサイキネ、実質この指?のサイドチェンジ。
カビゴンやジュラルドンと並べてスイッチ気味に動かせる局面があるためトリルも持たせた。
リザードンはキョダイゴクエンを一回は打つ関係上ダイジェットを打つ回数で負けちゃうことがあり、その場合の切り返しなんかにも使える。
反復横跳びしながら粘らせるために持ち物は残飯。
猫トリルは対誓いパとかでも地味に強い。
TOD狙うときに楽なので一番上をサイチェンにしておくと良い。
相手に低速ぽけが並んだ瞬間にサッと出してカビゴンで勝ち、みたいな動きか、初手でエルフーンなどを狩るかのどちらかの動きをする。

五里霧中・意地っ張りAS
ヒヒダルマ@スカーフ 氷柱落とし・フレドラ・馬鹿力・岩雪崩

このパーティの場合、キョダイゴクエンで無差別に削っていけるため鉢巻の火力は過剰。
またウオノラゴンが少し面倒
エルフーンを毎度出すわけでもない
ということでスカーフ。
技構成は基本的?なもの。

<脂肪・生意気HB
キョダイカビゴン@カゴ のしかかり・炎のパンチ・鈍い・眠る

※厚い脂肪、キョダイマックス個体
手元に最遅通常特性のキョダイカビゴンがいなかったので、S個体値は「まあまあ」のやつ。
実数値は忘れた
採用理由の鈍い眠るは確定。
メイン技はのしかかりとした。
空元気も候補だが鬼火に困る場面より威力、追加効果のほうが大事そうだなと。
どうせ鬼火持ちのウインディとかロトムあたりは眠るで完封できる。
特性は一番役に立ちそうな厚い脂肪。
鬼火ウインディを相手にしがちなので実際便利。
宿木ナットレイ処理がめんどいのでサブは炎のパンチ。
鈍い鈍い眠るで相手のダイマを凌ぎ、全回復した次のターンにキョダイを切るのが理想ムーブその1。
キョダイサイセイを3回打てばまあ1回くらいはカゴ回収してくれて二回目の眠るカゴができる。
理想ムーブその2は他のダイマで大怪獣バトルした後に鈍い眠るで詰めるパターン。
むしろ後者のほうが本命説がある。
TOD狙うときのために眠るを一番上にしておくとよい。

先発パターン

基本:or+or
だいたいこの4パターンになる。
ポイントとして、ヒヒダルマはほぼ後発に温存しておく。
特に対猫騙しで、エルフーン後発や、初手で猫釣っていきなりチェンジ、とかもかなり多い。
急に出てくるミミッキュが困るのと同じで、中~終盤に襷高速ポケモンがいるとそれだけで強かったりする。
天候パ(とくに砂)は割と初手から天候を貼りに来るので、晴れゴクエンで切り返す。
ラフレシアコータスみたいのに関してはゴチル猫+リザダイジェットで詰ますことができる。
誓いパにはゴチル+ジュラルドンで、猫を守らせながらトリルで展開していく。
オーロンゲ入りに対しては、猫を適当にいなしつつ後発の鈍いカビゴンゴチルゼルでの詰めを目指す。
ギャラドスがいる場合、リザードンが不利でジュラルドンもダイジェットをかなり積まれてしまうため、ダイスチル/ドラグーンでギャラを減速しつつトリル展開を目指したい。

エルフーン入り:+or
エルフーン方向に猫+ダイスチルかダイジェットを集中。
エルフウインにはジュラルドンなど細かい使い分けをする。
ゴチルゼル警戒でエルフーンでてこなくね?と思うかもしれないが、ほぼ初手で来る。

対トリパ:+ and/or裏に
ジュラリザでトリル止められそうならそうする。
無理そうならば後ろのカビゴンダイマックスを切らせることも選択肢に入れつつ、リザにダイマを切ってしまって(!?????)雑に殴っていく。
雑にキョダイゴクエンをぶっ放しながらカビゴンで鈍いを積んでくだけで割と何とかなったりもする。

感想

地震リザ+保険ジュラがやりたくて組んだのだが、鈍いカビゴンも入ったしジュラルドンはやっぱり無難に珠とかでも良いかもしれない。
とはいえ、弱めの格闘技でちょんちょんされることも結構あるしリザと同時出ししなくても弱点保険が偉い場面も多い。
チルゼル・ザードン・ジュルドン・ヒヒダルマ(ゴリラ)と揃っているので「ゴリラ・ゴリラ」とでも名付けようと思ったが、変なパーティ名ガチアンチなので無難な名称にしておいた。
どうでもいいが、バンドリサマヨ+エビワラーにセンスあるオタクたちが「エビマヨ」とか言い出しているのを見て自分のセンスの無さに絶望している。
このパーティは今シーズン(シリーズ)の大きな特徴
「キョダイマックスポケモンあり」
「シビアな時間制限がある」

を両方いい感じに取り入れられていて、構築としては大変満足している。
しかし二桁~一桁に乗るのがしんどすぎる。
シリーズ1の83位を超えたかったのだが(超えそうなポテンシャルも感じたのだが)ちょっと厳しい。

いや炭治郎ほどの努力なんて全然してないわけですけれども